新興国ニュース
<新興国eye>前週のブラジル株、米・ブラジルの大幅追加利上げ観測を嫌気し3週続落=BRICs市況
2022-04-25 11:17:00.0
前週(18−22日)のブラジル株式市場は22日のボベスパ指数が前日比2.86%安の11万1077.51、週間ベースでは14日終値比4.39%安となり、3週続落した。21日は「チラデンテス記念日」で休場だった。
週明け18日の指数は売り優勢で始まり、週末22日まで5営業日続落した。
18日は、新型コロナ感染拡大が続く中国の景気減速によるブラジルの対中輸出の減少懸念が強まり、売り優勢となった。中国1−3月期GDP(国内総生産)が市場予想を上回ったものの、先行きの成長鈍化懸念が強まっている。また、ジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)の4月IGP−10インフレ指数が前月比2.48%上昇となり、インフレ加速懸念が強まったことも売り材料となった。
19日は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の長期化懸念や国内インフレの急加速を受け、ブラジル中銀の利上げ観測が強まり、鉱山大手ヴァーレなどが急落し、指数の下げを主導した。
20日は、米国とブラジル国内での大幅利上げ観測に加え、米株市場がオンラインDVDレンタル・映像ストリーミング大手ネットフリックスの弱い1−3月期決算で急落したことを受け、ブラジル市場でも売りが強まった。
休み明けで取引が再開された22日は、のパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が次回5月FOMC(米連邦公開市場委員会)で0.50ポイントの追加利上げの可能性を改めて強調したほか、ブラジル中央銀行のロベルト・カンポス・ネト総裁も次回5月会合でインフレ抑制のため、1.00ポイントの追加利上げを示唆したことが売り材料となり、下げ足を速めた。
今週(25−29日)の株式市場は、ウクライナ情勢や西側の対ロ追加制裁、原油・ガスなどの国際商品相場の動向、国内の政治動向、財政規律問題などが注目される。主な経済指標の発表予定は25日のジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)4月消費者信頼感指数と2月経常収支、27日の4月中旬時点のIPCA(拡大消費者物価指数)、28日のFGV4月IGP−MIインフレ指数、29日の2月財政収支など。
<関連銘柄>
ボベスパ<1325>、上場MSエマ<1681>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社




