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<新興国eye>ロシア、22年成長率は8.5%減に急降下―IMF最新経済予測
2022-04-21 12:22:00.0
IMF(国際通貨基金)は19日、最新の世界経済見通しで、ロシアの22年GDP(国内総生産)が8.5%減(前回1月予測時点は2.8%増)と、大幅なマイナス成長となり、23年もさらに2.3%減(同2.1%増)と、2年連続で景気が後退すると発表した。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の開始(2月24日)と、それに伴う西側諸国の対ロ経済制裁による影響を織り込んだ。
IMFはロシア経済の見通しについて、「米ロ間のコルレス銀行(中継銀行)業務禁止や一部銀行のSWIFT(国際銀行間通信協会)決済システムへのアクセス拒否、ロシア中銀の資産凍結など貿易と金融に関する厳しい制裁措置、さらには一部の先進国によるロシア産原油・天然ガスの禁輸措置、大口需要家からのロシアのエネルギーからの脱却計画も中期的にロシア経済に打撃を与える」と指摘している。
一方、世界銀行は11.2%減と、IMFよりも厳しい見方を示している。
21年の成長率は4.7%増、20年は2.7%減だった。
他方、ウクライナの22年GDP見通しについては、IMFは21年の3.4%増から35.0%減に急減するとし、「戦争がすぐに終わったとしても、人命の損失や、建物・工場などの破壊、避難民の発生により今後、何年にもわたって経済活動を著しく妨げる」と指摘している。
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提供:モーニングスター社




