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新興国ニュース

<新興国eye>前週の上海総合指数、感染拡大とインフレ加速懸念で続落=BRICs市況

2022-04-18 09:42:00.0

 前週(11−15日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数の15日終値は、8日終値比1.25%安の3211.245と続落した。

 週明け11日は指数が反落。翌12日は反発した。13日は再び反落。14日は反発した。

 11日は、新型コロナ感染再拡大で隔離規制が長期化するとの懸念から売りが優勢となった。上海市では10日時点の新規感染者数が2万6087人に拡大、過去最多を連日更新し、サプライチェーンの寸断による工場閉鎖が相次いだ。11日発表の3月PPI(生産者物価指数)が前年比8.3%上昇、3月CPI(消費者物価指数)が同1.5%上昇と、高い伸びとなり、インフレ加速懸念も地合いを悪化させた。

 12日は、景気悪化懸念が強まる中、政府による景気支援期待感が強まり、買い戻しが広がった。李克強首相が「中国経済は下ブレリスクにさらされている」とし、マクロ経済政策の強化の考えを示したことや、新型コロナ感染拡大をめぐり、上海など一部の試験区域で隔離義務を緩和するとの観測が支援材料となった。

 13日は、3月の貿易統計で輸入が予想に反して減少した一方、輸出の伸びが弱まったことで中国経済の鈍化懸念が広がり、売りが優勢となった。14日は、中国国務院(内閣に相当)の常務会議が預金準備率の引き下げなどの金融政策ツールを適時に実施する方針を明らかにしたことを受け、金融緩和期待が強まり、買い戻しが優勢となった。

 週末15日は反落。中国人民銀行(中銀)が資金供給ツールの一つである中期流動性ファシリティ(MLF)を通じて金融機関に1500億人民元を供給したが、金融緩和期待に反し、MLF金利を3カ月連続で2.85%に据え置いたことが嫌気され、売りが優勢となった。

 今週(18−22日)の株式市場は引き続き、ウクライナ情勢と西側の対ロ経済制裁や米中関係、世界経済の動向、海外の金融市場の動向、国内では新型コロナ感染拡大や景気対策、人民元相場、石炭や原油などのコモディティー(商品)相場が注目される。主な経済指標の発表予定は18日の1−3月期GDP(国内総生産)伸び率と3月鉱工業生産、3月小売売上高、1−3月都市部固定資産投資など。

<関連銘柄>
 上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、
 H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、
 南方A50<1576>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社