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新興国ニュース

<新興国eye>ロシア中銀、臨時会合で政策金利を3ポイント引き下げ

2022-04-11 10:58:00.0

 ロシア中央銀行は8日の金融政策理事会の臨時会合で、主要政策金利である資金供給のための1週間物入札レポ金利と資金吸収のための1週間物入札預金金利をいずれも3.00ポイント引き下げ17.00%とすることを決めた。新金利は11日から適用される。

 中銀は会合後に発表した声明文で、緊急利下げを決めたことについて、「ロシア経済の外部条件(ロシアのウクライナ侵攻に伴う対ロ制裁)は依然として困難であり、経済活動を大幅に制約している」とし、経済成長が事実上、止まったとの認識を示し、景気支援の必要性を強調している。

 足元の金融市場の混乱について中銀は、「金融市場の不安定リスクは依然としてあるものの、資本規制措置により、現時点ではそうしたリスクは高まっていない」としている。市場では、西側諸国の対ロ制裁発動後もロシアでは原油や天然ガスなどのエネルギー収入が継続していることや、厳しい資本規制(外国人投資家によるロシア資産の売却禁止や輸出業者へのドルなどのハードカレンシーの売却義務など)がルーブルの回復に役立っており、その結果、ルーブル高が一部、インフレ抑制に寄与しているとみている。

 インフレの見通しについて中銀は、「ベース効果により、インフレ率は前年比で高い伸びが続くが、週間ベースのインフレ率は通貨ルーブル相場の安定により上昇ペースが急減速している。(前回の)金融引き締めによるインフレ抑制効果は今後も続く見通しだ」とし、景気支援にシフトする条件が整ったとしている。

 今後の金融政策については、「今後の主要金利の決定では、国内外の状況や金融市場の動向によってもたらされるリスク、金融政策のタイム・ホライズン(時間軸)でのインフレ率の物価目標の達成状況と経済活動の動向を考慮する」としたが、「次回以降の会合で追加利下げの見通しを否定しない」とし、追加利下げの可能性を示した。

 次回の定例会合は4月29日に開かれる予定。

<関連銘柄>
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提供:モーニングスター社