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<新興国eye>トルコ3月CPI、前年比61.14%上昇―市場予想上回る
2022-04-05 10:06:00.0
トルコ統計局が4日発表した3月CPI(消費者物価指数、03年=100)は前年比61.14%上昇と、2月の同54.44%上昇や1月の48.69%上昇、市場予想の同60.95%上昇をも上回り、02年3月(65.11%上昇)以来20年ぶりの高い伸びとなった。
エネルギー価格の高騰や通貨トルコリラの下落に加え、最近ではロシア・ウクライナ戦争の開戦(2月24日)と、それに伴う西側諸国の対ロ経済制裁により、インフレ率が急加速している。
セクター別の前年比は、運輸が99.12%上昇(2月は75.75%上昇)と、最も高い伸びとなった。次いで、食品・清涼飲料水の70.33%上昇(同64.47%上昇)、家具・生活用品の69.26%上昇(同64.83%上昇)と、全体の伸びを上回った。このほか、ホテル・カフェ・レストランが60.4%上昇(同55.2%上昇)、どのカテゴリーにも入らないその他商品・サービスは60.22%上昇(同55.78%上昇)、アルコール飲料・たばこは51.43%上昇(同45.78%上昇)、住宅(光熱費や修理費)も51.43%上昇(同49.72%上昇)となった。最も低い伸びとなったのは通信の15.08%上昇(同11.89%上昇)だった。
また、全体指数から値動きの激しい食品やエネルギーなどを除いたコアCPI(グループC)も前年比48.39%上昇と、2月の44.05%上昇や1月の39.45%上昇を大幅に上回った。
トルコ中銀は1月27日に発表した最新の四半期インフレ報告書で、22年末時点のインフレ見通しを前回予想時の11.8%上昇から23.2%上昇に、23年末時点での見通しを前回予想時の7.0%上昇から8.2%上昇に、いずれも引き上げている。24年末には物価目標の5.0%上昇に収束すると予想している。
中銀のシャハプ・カヴチョル総裁は3月30日、中銀の年次総会で、「ベース効果が弱まり、ウクライナ戦争が解決すれば、ディスインフレのプロセス(インフレの鈍化基調)が開始される」と述べている。
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