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新興国ニュース

<新興国eye>前週のロシアRTS指数、停戦協議への進展期待で4週ぶり反発=BRICs市況

2022-04-04 11:51:00.0

 前週(3月28日−4月1日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の1日終値が前日比1.20%高の1033.58、前週比では25日終値比24.58%高となり、4週ぶりに反発した。

 週明け3月28日の指数は3営業日続落して始まった。主要銘柄が軟調となり、指数の下げを主導。米英大手信用格付け会社フィッチ・レーティングスがEU(欧州連合)の対ロ制裁対象となったロシア企業への格付けを撤回したことが嫌気されたほか、ブレント原油先物も1バレル=112.5ドルと前週末の120ドル台から大幅下落したことで、地合いが悪化した。ロシア中央銀行は同日から全銘柄の取引を午後2時までに短縮した上で再開を許可している。

 29日は反発し、週末4月1日まで4営業日続伸した。

 29日は、トルコ・イスタンブールで行われた対面形式によるロシア・ウクライナ停戦協議への期待感から買い戻しが広がった。航空大手アエロフロートとリン酸肥料最大手フォスアグロ、天然ガス生産大手ノバテクが急騰し、指数の上げを主導。ただ、原油価格が110ドルに下落したため、上げは限定的となった。

 30日は、停戦協議の進展期待を受け、地政学リスクが緩和したことや、原油や金属などのコモディティ(国際相場商品)相場の回復が好感された。金鉱山大手ペトロパブロフスクや携帯電話サービス大手モバイル・テレシステムズ(MTS)、国営電力大手インテル・ラオなどが急伸した。

 31日は、中銀が取引時間を午後6時50分まで延長する中、停戦協議への期待感が一段と強まり、買い安心感が広がった。イーコマース(電子商取引)最大手オゾンや国営金融大手VTB(対外貿易銀行)、国営石油大手ロスネフチが急伸した。ただ、原油価格が米国の石油戦略備蓄の取り崩しを受け、106ドルに後退したため、上値は重くなった。

 1日は、高値警戒感から利益確定売りがみられる中、原油価格が105ドル近辺で下げ止まったことが好感され、プラス圏で引けた。金融大手のVTBとズベルバンク(ロシア連邦貯蓄銀行)が買われた。ブレント原油先物は1−3月期だけで、約40%上昇した。

 今週(4−8日)のロシア市場は、引き続きロシア・ウクライナ停戦協議や西側諸国の対ロ経済制裁の地政学リスク、原油・ガス相場などが焦点となる。RTS指数は900−1200ポイントの値動きが予想される。主な経済発表の予定は5日のサービス業PMI(購買担当者景気指数)や6日の3月CPI(消費者物価指数)、8日の21年10−12月期GDP(国内総生産)など。

<関連銘柄>
 iSエマジン<1582>、WTI原油<1671>、ガス<1689>、
 原油<1690>、野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社