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<新興国eye>ブラジル中銀、政策金利を1.00ポイント引き上げ―さらなる利上げ示唆
2022-03-17 12:56:00.0
ブラジル中央銀行は16日の金融政策決定委員会で、最近の急速なインフレ上昇を受け、期待インフレを抑制するため、政策金利(セリック)である翌日物金利誘導目標を1.00ポイント引き上げ、11.75%とすることを全員一致で決めた。市場の大方の予想通りだったが、一部では1.25−1.50ポイントの大幅利上げを予想していた。
中銀はインフレの急加速を受け、21年3月会合で15年7月以来、5年8カ月ぶりに利上げに転換。5月と6月は各0.75ポイント、8月は1.00ポイント、10月と12月は各1.50ポイントの大幅利上げを実施した。今回で9会合連続の利上げとなり、21年3月以降の利上げ幅は計10.00ポイントに達し、17年2月(12.25%)以来5年1カ月ぶりの高水準となった。
中銀は会合後に発表した声明文で、追加利上げについて、前回会合時と同様、「インフレ見通しに対するリスクは上ブレ・下ブレの両リスクがある。コモディティ(国際相場商品)相場が元に戻り、インフレ率が低下する可能性がある一方で、財政政策(財政肥大化)による金融市場への悪影響やソブリン債のリスクプレミアム(国債金利に対する上乗せ金利)の上昇リスクがある」としたが、「(インフレ見通しに対する)リスクのバランスは上向き」とし、インフレ率が経済予測をオーバーシュートする懸念を強調した。
ロシアのウクライナへの侵攻によるインフレへの影響について、「ウクライナでの戦いは強力な金融引き締めと世界経済の見通しに対する不確実性の高まりをもたらし、特に、供給ショック(突発的な供給不足)が新興国と先進国の両方ですでに高まっているインフレ圧力をさらに高める」とした上で、「今回の利上げ決定は将来のインフレの見通しに対する不確実性やリスクバランスの変動(インフレ上ブレリスク)が通常よりも高いことを反映している」とした。
今後の金融政策については前回会合時と同様、「インフレ加速の見通しや長期のインフレ期待の上昇リスクを考えると、金融引き締めを制限領域(景気に打撃を与えることになる政策金利の水準)にまで大きく進めることは適切であり、ディスインフレ(物価上昇の鈍化)のプロセスと物価目標近辺でのインフレ期待が確実になるまで、この戦略を続ける」とし、利上げサイクルを継続する考えを示した。
次回の金融政策決定会合は5月3−4日に開かれる予定。
<関連銘柄>
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上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社




