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新興国ニュース

<新興国eye>前週のブラジル株、ウクライナ情勢や国内インフレ懸念で3週ぶり反落=BRICs市況

2022-03-14 09:33:00.0

 前週(7−11日)のブラジル株式市場は11日のボベスパ指数が前日比1.72%安の11万1713.1、週間ベースでは4日終値比2.41%安となり、3週ぶりに反落した。

 週明け7日の指数は大幅安となり、8日も値を下げ、4営業日続落。

 7日は、欧米が対ロ追加経済制裁として、ロシア産原油の輸入禁止を検討しているとの観測でブレント原油先物が一時1バレル=140ドルにまで急騰したことを受け、国内でのインフレ加速懸念が高まったことや、国営石油大手ペトロブラスが急落したことが嫌気され、売りが優勢となった。ボルソナロ大統領はウクライナ危機による原油急騰を理由に燃料油など石油製品を値上げしているペトロブラスを厳しく批判した。

 8日は、米国が正式にロシア産原油の輸入禁止を発表したため、ブレント原油先物が1バレル=130ドル超と急伸したことが嫌気された。

 9日は急反発した。ウクライナのゼレンスキー大統領がロシアの反対が強いNATO(北大西洋条約機構)加盟について柔軟姿勢を示したことを受け、和平観測が広がったほか、原油先物価格の上昇が一服し、インフレ加速懸念が緩和したことが買い材料となった。

 10日は反落し、週末11日は大きく値を下げ、続落した。

 10日は、ウクライナ情勢をめぐるロシアとウクライナの外相級和平協議が不調に終わったことや、米2月CPI(消費者物価指数)が高い伸びとなったため、米利上げへの警戒感が強まった。

 11日は、ブラジル2月IPCA(拡大消費者物価指数)が前月比1.01%上昇と、15年以来7年ぶりの高い伸びとなったことを受け、インフレ加速懸念が強まり、売りが広がった。

 今週(14−18日)の株式市場は原油・ガスなどの国際商品相場の動向やウクライナ情勢、西側の対ロ追加経済制裁、国内の政治動向、社会保障の拡充に伴う財政規律問題、さらにはブラジル中銀の金融政策決定会合(16日)も注目される。主な経済指標の発表予定は16日の1月サービス業成長や17日の1月IBC−Br(経済活動指数)など。

<関連銘柄>
 ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
 上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社