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<新興国eye>前週の上海総合指数、ウクライナ危機や感染再拡大を嫌気し3週続落=BRICs市況
2022-03-14 09:20:00.0
前週(7−11日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数の11日終値が4日終値比4.00%安の3309.747となり、3週続落した。
週明け7日の指数は大きく下落して始まり、9日まで6営業日続落した。
7日は、ロシアによるウクライナ侵攻が激しさを増し、それに伴う原油などコモディティ(国際相場商品)価格の上昇を受けて海外株安となったことや、中国国内でのコロナ感染の再拡大が嫌気された。
8日は、欧米首脳が対ロ経済制裁を強化することで合意したことにより、中国国内の個人消費や企業業績への悪影響が懸念された。債務問題に苦しむ不動産セクターや銀行株が指数の下げを主導した。
9日は、米国がロシア産原油の輸入を禁止すると発表した一方で、ロシアも報復措置として、一部原材料の輸出入制限を発表。原油や穀物などコモディティ相場が急騰し、中国国内でインフレ加速、景気後退懸念が広がった。
10日は反発し、週末11日も値を上げ、続伸した。
10日は、ウクライナ和平協議への期待感や、OPEC(石油輸出国機構)の増産観測を受けて原油先物価格が大幅に下落、コモディティ相場も一服したことで、個人消費や企業利益の悪化懸念が緩和し、買い戻しが広がった。
11日は、米証券取引委員会(SEC)が会計監査へのアクセスを拒否した場合に上場廃止となるニューヨーク上場の中国5社を公表した問題で、中国と米国の規制当局による協議が順調に進み、近く合意する見通しとなったため、買い優勢となった。
今週(14−18日)の株式市場は引き続き、ウクライナ情勢と西側諸国の対ロ経済制裁や米中関係、世界経済の動向、海外の金融市場の動向、国内では新型コロナ感染拡大や景気対策、人民元相場、石炭や原油などのコモディティ相場などが注目される。主な経済指標の発表予定は15日の2月鉱工業生産と2月小売売上高、1−2月都市部固定資産投資、16日の2月住宅価格指数など。
<関連銘柄>
上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、
H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、
南方A50<1576>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




