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<新興国eye>フィッチ、ロシア債務格付けを再引き下げ―「デフォルトの可能性非常に高い」と警告
2022-03-11 11:26:00.0
米英大手信用格付け会社フィッチ・レーティングスは8日、ロシアの外貨建ての長期ソブリン債格付けをジャンク級(投機的水準)の「B」からデフォルト(債務不履行)が危惧される「C」へと、一気に3段階引き下げたことを明らかにした。その上で、フィッチは、「ロシアのデフォルトが間近に迫っている」と警告している。
再引き下げとなったのは、債務を期日通りに履行する能力を評価する長期発行体デフォルト格付け(IDR)で、フィッチは2日に投資適格級の最下限の「BBB」からジャンク級の「B」に2段階引き下げたばかり。1週間足らずの短期間に2度も格下げしたことになり、今回の格付け「C」はデフォルト状態の「D」の1段階前となっている。
再引き下げを決めた理由について、フィッチは、「2日の引き下げ以降、ロシア軍のウクライナ侵攻をめぐる外部環境(対ロ経済制裁)が悪化し、一段とロシアの国債償還能力が損なわれている」としている。
また、「3月5日にロシアのプーチン大統領が特定の国の債権者に対して、外貨建てソブリン債の支払いを自国通貨ルーブルに変更する可能性があると発表したほか、ロシア中銀もロシア政府が発行した利付国債の非居住者への譲渡を制限している」と指摘。その上で、「対ロ制裁のさらなる強化、ロシア産原油や天然ガスなどのエネルギー資源の輸入制限の提案がロシアによるソブリン債が選択的に不払いとなる可能性を高めている」としている。
3月16日には2本のロシア国債(総額1億700万ドル)の利払いの期限が到来するが、30日間の支払い猶予期間が設けられている。
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提供:モーニングスター社




