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<新興国eye>ロシア天然ガス送管網「ノルドストリーム2」の運営会社が経営破綻か
2022-03-03 12:26:00.0
バルト海経由でロシアとドイツを結ぶ天然ガスパイプライン網「ノルドストリーム2」(21年9月完成)の事業運営会社ノルドストリーム2 AG(本社・スイス)が、早ければ今週中にも破産法の適用申請を行うもようだ。地元プライム通信(電子版)などが1日、関係者の話として伝えた。
スイスのギー・パルムラン経済・教育・研究相は2月28日、スイスのラジオ局のインタビューで、すでにノルドストリーム2 AGの全従業員140人超が解雇されたと述べている。
ノルドストリーム2 AGはロシア国営天然ガス生産・供給大手ガスプロムの子会社。ロシア政府がウクライナ東部ドンバス地方(ドネツク州とルガンスク州)の親ロシアの自治政府を国家として承認したことを受け、ドイツ政府が2月22日に対ロ経済制裁措置として、ノルドストリーム2の稼働開始に必要な手続きを凍結。米財務省外国資産管理局(OFAC)も翌23日、国内企業に対し、ノルドストリーム2とその関連会社(同社の出資比率が50%超の企業)が関与する取引を3月2日までに解消するよう命じたことにより、資金繰りが悪化していた。
ノルドストリーム2は、既存の総ガス管網「ノルドストリーム」(2011年完成)と並行して建設されており、途中、フィンランドやスウェーデン、デンマークを経由し、これら5カ国の領海や経済水域を通過する。ノルドストリーム2のパイプラインは総延長1230キロで、2本建て建設され、1本の送ガス供給能力は年間275億立方メートル。建設費用は100億ユーロ(110億ドル)で、ガスプロムが半分負担している。
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