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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、ウクライナへの侵攻で売り浴び大幅安=BRICs市況
2022-02-28 10:57:00.0
前週(21−25日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の25日終値が前日比26.12%高の936.94、一方、前週比では18日終値比32.7%の大幅安となり、続落した。23日は「祖国防衛の日」の祝日で休場だった。
週明け21日の指数は3営業日続落して始まった。週前半は、ウクライナ政府軍と同国東部ドンバス地方(ドネツク州とルガンスク州)の親ロシア勢力との戦闘激化で地政学リスクが高まったことが売り材料となった。
22日は小反発。ロシアがウクライナのドネツクとルガンスクの親ロシア勢力が樹立した人民共和国を国家承認したことを受け、西側が対ロ経済制裁を発表したが、緩やかな措置だったため、買い安心感が出て優良株を中心に買い戻しが入った。
休場明けの24日は急反落。ロシア軍によるウクライナ・ドンバス地方への特別軍事作戦の開始と西側諸国による追加の対ロ経済制裁の発表を受け、売り浴びせられる展開となった。指数は一時、50%超急落し、610ポイントまで急落した。個別銘柄では金融大手ズベルバンク(ロシア連邦貯蓄銀行)が46%安、国営天然ガス生産・供給大手ガスプロムは約33%安、石油大手ルクオイルは約34%安、金属大手ノリリスク・ニッケルは約17%安、インターネットサービス最大手ヤンデックスは約44%安となった。
週末25日は反発。これまでの相場急落を受け、買い戻しが入った。
今週(2月28日−3月5日)のロシア市場は引き続き、ウクライナ情勢と西側諸国による対ロ経済制裁、国内の景気対策、原油・ガス価格、ルーブル相場、主要企業ニュースなどが焦点となる。このほか、原油価格に影響を与える1日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や2日の米EIA週間石油在庫統計も注目される。主な国内経済指標の発表予定は1日の2月製造業PMI(購買担当者景気指数)や2日の1月失業率と1月小売売上高、3日の2月サービス業PMIなど。RTS指数は600−1200ポイントの値動きが予想される。「労働者の日」の祝日となる5日は通常通り、取引が行われる。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、WTI原油<1671>、
ガス<1689>、原油<1690>、野村原油<1699>、
iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社




