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<新興国eye>トルコ中銀、予想通り金利据え置き―通貨リラ安阻止で物価安定へ
2022-02-18 11:06:00.0
トルコ中央銀行は17日の金融政策決定会合で、主要政策金利である1週間物レポ金利を14.00%に据え置くことを決めた。市場予想通りだった。
中銀は新型コロナのパンデミック(世界的大流行)からの景気回復に伴う急激なインフレ上昇を抑制するため、20年9月から利上げサイクルに入り、利上げ幅が20年だけで計10.75ポイントに達したため、21年4月から8月まで5会合連続で金利を据え置いた。しかし、それまでの利上げを行き過ぎとしたエルドアン大統領の意向に押され、21年9月会合で1年4カ月ぶりに利下げに転換し、同12月会合まで5会合連続で利下げした。利下げ幅が5.00ポイントに達したことを受け、前回22年1月会合から据え置きに転じており、これで2会合連続の据え置きとなる。
中銀は会合後に発表した声明文で、現状維持を決めた理由について、前回会合時と同様、「インフレ率は今後、前年同期のインフレ率が高かったために低目の数値が出るベース効果に加え、物価と金融の持続的安定のために講じられた措置により、ディスインフレ(物価上昇率の鈍化)のプロセスが始まる」と判断していることを挙げた。
今後の金融政策の見通しについては、「経済指標がインフレの恒久的な低下(減速)を示し、中期的な物価目標である5%上昇が達成されるまで、(通貨トルコリラの急落を阻止する)リラリゼーション戦略に基づいて、利用可能なあらゆる金融政策ツールを使い続ける」とした。その上で、「現在、物価の持続的安定の基盤を築くため、すべての政策ツールで恒久的なリラリゼーションを促進し、金融政策の包括的なレビューを行っている」とし、これまでの金融政策の効果を見守りたい考えを示した。リラリゼーション戦略とは、金融システムでのトルコリラの利用拡大により、インフレ加速要因となるトルコリラの急落を阻止し、物価安定を目指す戦略。
市場では、中銀の22年末時点の政策金利の見通しを14%と、現状維持を予想している。
次回の金融政策決定会合は4月14日に開かれる予定。
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提供:モーニングスター社




