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新興国ニュース

<新興国eye>ロシア中銀、1.00ポイントの大幅利上げを決定―追加利上げ示唆

2022-02-14 08:50:00.0

 ロシア中央銀行は11日の理事会で、コロナ禍から景気回復が進む中、インフレの急加速を抑制するため、主要政策金利である資金供給のための1週間物入札レポ金利と資金吸収のための1週間物入札預金金利をいずれも1.00ポイント引き上げ、9.50%とすることを決めた。市場予想通りだった。

 中銀は21年3月会合で18年12月以来2年3カ月ぶりに利上げに踏み切った。これで8会合連続の利上げとなり、利上げ幅は計5.25ポイントに達した。

 中銀は会合後に発表した声明文で、追加利上げを決めたことについて、「インフレ率は、われわれの21年10月の経済予測を大幅に上回っている。拡大する需要は生産能力を上回っており、利用可能な労働力の供給が限定的なため、急速な経済活動の回復がインフレ圧力を悪化させている」とし、インフレ率が物価目標(4%上昇)から大幅に上ブレするリスクが高まっているとの認識を示した。

 その上で、中銀は今後の金融政策について、「経済予測通りに進めば、われわれは次回以降の会合でさらなる政策金利の引き上げを行う可能性についてオープンな姿勢を維持する」と追加利上げの可能性を示唆している。

 政策金利の決定についても、「物価目標の達成との関係で、実際のインフレ率とインフレ見通しの動向や金融政策が波及する一定の期間内での経済成長、金融市場の状況、国内外のリスク要因を考慮して決める」との文言を据え置いた。

 インフレ見通しについては、「インフレ率は22年時点で5.0−6.0%上昇(前回会合時は4.0−4.5%上昇)、23年半ばには物価目標に収束する」としている。最新のインフレ指標を見ると、21年12月のCPI(消費者物価指数)は前年比8.4%上昇となり、1月は同8.1%上昇とやや減速したが、2月4日時点では8.8%上昇と、物価目標を大きくオーバーシュートしている。

 景気見通しについては、「最新の経済予測によると、22年のGDP(国内総生産)は2−3%増となり、23年には1.5−2.5%増、24年は2.0−3.0%増になる」とした上で、「これは、ロシア経済が23年末までにバランスの取れた成長軌道に戻り、潜在成長力と一致することを意味する」としている。従来予想では22−24年のGDPをいずれも2.0−3.0%増と予想しており、23年の成長率を下方修正した。

 次回の金融政策決定会合は3月18日に開かれる予定。

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提供:モーニングスター社