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新興国ニュース

<新興国eye>インドネシア中銀、予想通り金利据え置き―3月利上げ公算大

2022-02-14 08:43:00.0

 インドネシア中央銀行(BI)は10日の理事会で、ルピア相場を安定させ、景気を支援するため、主要政策金利の1週間物リバースレポ金利を引き続き、過去最低水準の3.50%に据え置くことを決めた。市場予想通りだった。据え置きは12会合連続となる。

 また、過剰流動性を吸収するための翌日物預金ファシリティー金利(FASBIレート)も2.75%、翌日物貸出ファシリティー金利も4.25%と、いずれも据え置いた。

 中銀は会合後に発表した声明文で、政策金利を据え置いたことについて、前回1月会合時と同様、「据え置き決定は、(供給制約による品不足など)外部からの圧力が高まる中、インフレを抑制し、景気回復を支援する一方で、通貨ルピア相場と金融システムを安定させる必要性と合致する」とした。

 その上で、今後の金融政策について、前回会合時と同様に、「ルピア相場の安定を維持し、さらなる景気回復を支援するため、ポリシーミックス(複数の経済政策手段の一体運営)を最適化する」とした。具体的にはルピア相場の安定(過度の相場下落阻止)のため、経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)を反映した動きとなるよう、(ドル売り・ルピア買いの)市場介入を実施するとしている。

 ペリー・ワルジヨBI総裁は前回1月会合後の会見で、金融緩和政策からの出口戦略として、政策金利の正常化に向け、3月会合で政策金利を2.00ポイント引き上げて5.00%とする考えを初めて示した。市場では今回の据え置き決定について、過去最低水準にある政策金利の引き上げのタイミングを見計らったもので、FRB(米連邦準備制度理事会)が3月に利上げに踏み切った場合、インドネシア中銀は通貨や債券の暴落を防ぐため、追随利上げせざるを得ないとみている。政策金利は6月に6.00%、9月には6.50%に引き上げられるとの見方がある。

 ルピア相場の見通しについては、前回会合時と同様、「世界の金融市場の不透明感が続く中、インドネシア経済のファンダメンタルズが健全な状態にあるため、ルピア相場は引き続き順調に推移する」との見通しを示した。

 インフレ見通しについては、「インフレ率は依然として低く、経済の安定を支えている」とした上で、「22年のインフレ率は、インフレ期待の抑制やルピア相場の安定、われわれの政策対応、需要増に見合った適切な供給に支えられ、物価目標のレンジ内(3%上昇±1%)に収束することが予想される」と前回会合時の見通しを据え置いた。

 景気見通しについては、「22年の成長率はワクチン接種の加速や経済再開の拡大、われわれと政府の継続的な景気刺激策に支えられ、4.7−5.5%増となる」とし、前回会合時の見通しを据え置いた。

 次回会合は3月1−17日に開かれる予定。

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提供:モーニングスター社