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新興国ニュース

<新興国eye>トルコ1月CPI、前年比48.69%上昇―市場予想上回る

2022-02-08 10:51:00.0

 トルコ統計局が3日発表した1月CPI(消費者物価指数、03年=100)は前年比48.69%上昇と、12月の同36.08%上昇や市場予想の同48.42%上昇を上回り、02年4月(52.72%上昇)以来19年9カ月ぶりの高い伸びとなった。CPI伸び率は、20年11月(同14.03%上昇)以降、加速傾向にある。今回の1月CPIは21年7月(同18.95%上昇)以降、8カ月連続の加速となっている。

 セクター別の前年比は、運輸が68.89%上昇(12月は53.66%上昇)と、最も高い伸びとなった。次いで、食品・清涼飲料水の55.61%上昇(同43.8%上昇)、家具・生活用品の54.53%上昇(同40.95%上昇)、ホテル・カフェ・レストランの50.4%上昇(同40.85%上昇)となり、いずれも全体平均(48.69%上昇)を上回った。このほか、住宅(光熱費や修理費)は48.41%上昇(同28.57%上昇)、アルコール飲料・たばこは45.34%上昇(同20.02%上昇)、どのカテゴリーにも入らないその他商品・サービスは43.54%上昇(同35.37%上昇)と、12月に比べ急加速した。

 全体指数から値動きの激しい食品やエネルギーなどを除いたコアCPI(グループC)も前年比39.45%上昇と、12月の31.88%上昇や11月の17.62%上昇、10月の16.82%上昇を大幅に上回っている。

 トルコ中銀は1月27日に発表した最新の四半期インフレ報告書で、22年末時点のインフレ見通しを前回予想時の11.8%上昇から23.2%上昇に、また、23年末時点での見通しも前回予想時の7.0%上昇から8.2%上昇に、いずれも引き上げている。24年末には物価目標の5%上昇に収束すると予想している。

 ヌーレッディン・ネバティ財務相は4日、一部メディアのインタビューで、今後のインフレ見通しについて、「4月にインフレ率がピークに達し、23年6月の総選挙までに1ケタ台の伸びに鈍化する」「ピーク時で50%上昇にならないことを期待している」とした上で、インフレ加速要因である通貨リラ安が22年は相場が安定するとし、インフレ抑制のための利上げの可能性を否定した。

 政府が21年9月6日に発表した22−24年の新中期3カ年経済計画では、インフレ率の見通しは21年末時点で16.2%上昇と予想した上で、22年末時点は9.8%上昇、23年末時点は8.0%上昇、24年末時点は7.6%上昇を予想している。

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提供:モーニングスター社