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<新興国eye>前週の上海総合指数、人民銀による政策支援期待など受け小反発=BRICs市況
2022-01-24 09:19:00.0
前週(17−21日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数の21日終値が14日終値比0.04%高の3522.568となり、3週ぶりに反発した。
週明け17日の指数は反発して始まり、18日も値を上げ、続伸。
17日は、中国人民銀行(中銀)が資金供給ツールの一つである中期流動性ファシリティ(MLF)金利を1年9カ月ぶりに引き下げ、大規模な資金供給を実施したことが好感された。
18日は、人民銀が銀行の貸出金利のベンチマークである1年物ローンプライムレート(貸出基礎金利、LPR)を引き下げるとの観測から政策支援期待の買いが膨らんだ。また、上海浦東発展銀行が不動産買収資金の調達のため、金融債を発行するとの報道が好感され、不動産関連株が急騰し、指数の押し上げにつながった。
19日は反落し、週末21日まで3営業日続落した。
19日は、米長期金利の急伸を受けて中国市場からの資金流出懸念が強まり、売り優勢となった。
20日、人民銀はローンプライムレートを引き下げたが、首都北京で新型コロナの新規感染者数が増加し、クラスターも発生したことを受け、経済活動の規制が強まるとの観測や、FRB(米連邦準備制度理事会)の利上げ加速観測で売りが広がった。
21日は、人民銀がSLF(短期流動性ファシリティ)貸出金利を引き下げる見通しとなったものの、景気減速懸念が勝り、IT株と医療関連株を中心に売りが広がった。特に、IT株は中国共産党中央規律検査委員会がデジタル市場の独占状況を調査する方針を示したことが嫌気された。
今週(24−28日)の株式市場は、引き続き、米中関係や新型コロナ感染拡大、世界経済の動向、海外の金融市場の動向、国内では景気対策や人民元相場、石炭や原油などのコモディティ相場、さらには25−26日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)も注目される。主な経済指標の発表予定は27日の12月工業利益など。
<関連銘柄>
上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、
H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、
南方A50<1576>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




