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<新興国eye>トルコ中銀、予想通り1ポイント追加利下げ―今回で利下げ終了を表明
2021-12-20 08:57:00.0
トルコ中央銀行は16日の金融政策決定会合で、主要政策金利である1週間物レポ金利を15.00%から14.00%に1.00ポイント引き下げることを決めた。市場予想通りだった。
中銀は新型コロナのパンデミック(世界的大流行)からの景気回復による急速なインフレ上昇を抑制するため、20年9月から利上げサイクルに入ったが、利上げ幅が20年以降で計10.75ポイントに達したとして、22年4月から8月まで5会合連続で政策金利を据え置いていた。しかし、前回9月会合で利上げが行き過ぎたとして、20年5月以来、1年4カ月ぶりに利下げに転換。これで利下げは4会合連続となった。
中銀は会合後に発表した声明文で、追加利下げを決めた理由について、「オミクロン株の感染拡大による渡航禁止令やロックダウン(都市封鎖)の再導入により、世界の経済活動の見通しは下ブレリスクが継続し、景気見通しの不確実性を高めている」としている。
インフレ見通しについては、「11月のインフレ率の上昇(前年比21.31%上昇)は、為替レートの動向(急激な通貨トルコリラ安の進行)と、世界の食料・農産物価格の上昇、サプライチェーンの制約、需要の動向などの供給サイドの要因によるものだ」とし、インフレ加速が一過性で終わるとの見方を示した。さらに、「先進国の中央銀行は、景気支援的な金融スタンスと資産買い入れ(QE)プログラムを継続している」とし、先進国と足並みを揃える考えを強調している。
金融政策の見通しについては、「インフレ加速は金融政策の制御を超えた供給サイドの要因であるため利下げには限界があり、今回の決定で利下げ余地を使い切った」とし、今後は利下げサイクルを打ち切る考えを示した。
次回の金融政策決定会合は22年1月20日に開かれる予定。
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提供:モーニングスター社




