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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、ウクライナとの緊張激化や原油安で反落=BRICs市況
2021-12-13 11:15:00.0
前週(6−10日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の10日終値が前日比1.24%安の1612.25、前週比では3日終値比3.36%安となり、反落した。
週明け6日の指数は続落して始まった。ロシア軍によるウクライナ侵攻懸念をめぐる地政学的リスクが嫌気された。
7日は反発。米ロ首脳会談(オンライン)が行われたことや、原油先物価格の急伸が買い材料になった。
8日は反落。欧州市場が軟調となり、ロシア株も売られた。個別銘柄では11月の純利益が大幅減益となった国営金融大手VTB(対外貿易銀行)が売られ、指数の下げを主導した。
9日は再び反発。ロシアとNATO(北大西洋条約機構)の協議が開かれ、地政学的リスクが緩和するとの思惑が広がったほか、ロシア自動車大手ソラーズが自社株買いを発表し株価が急伸したことなどが、指数の上昇につながった。
週末10日は小反落。先進各国の中銀がインフレ抑制のため、金融引き締めスタンスを一段と強めるとの観測が強まったほか、原油先物価格が軟化し、指数は売り優勢となった。
今週(13−17日)のロシア市場は引き続き、オミクロン株感染拡大懸念や世界経済の動向、ロシア軍のウクライナ侵攻懸念、対ロ制裁、国内の景気対策、原油・ガス価格、ルーブル相場、主要企業ニュースなどが焦点となる。このほか、原油価格に影響を与える14日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や15日の米EIA週間石油在庫統計、ロシア中銀の金融政策決定会合(17日)なども注目される。主な国内経済指標の発表は15日の7−9月期GDP(国内総生産)など。RTS指数は1500−1700ポイントの値動きが予想される。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、WTI原油<1671>、
ガス<1689>、原油<1690>、野村原油<1699>、
iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社




