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<新興国eye>前週のインド株、RBIの利上げ観測後退で続伸=BRICs市況
2021-12-13 10:43:00.0
前週(6−10日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の10日終値は前日比0.03%安の5万8786.67、週間ベースでは3日終値比1.89%高となり、続伸した。
週明け6日の指数は続落して始まった。インド準備銀行(RBI)の金融政策決定会合を8日に控え、利上げ観測が強まったほか、首都デリーで初めてのオミクロン株感染者が確認されたことが嫌気された。
7日は反発し、9日まで3連騰した。
7日は、米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のファウチ所長がオミクロン株の重症化懸念は限定的との見解を示したことや、中国の金融緩和策への転換を受け、インドの利上げ懸念が後退し、買い優勢となった。
8日、RBIが政策金利4.00%を据え置き、金融緩和スタンスを維持したことが好感された。また、米信用格付け大手S&Pグローバル・レーティングスがインドの21年度と22年度の成長率見通しをそれぞれ9.5%増と7.8%増と予想し、オミクロン株感染の経済への影響は限定的としたことや、米英大手信用格付け会社フィッチ・レーティングスも23年度の成長率見通しを10.3%増に上方修正したことも支援材料となった。
9日は、インド複合企業大手ITCが海外投資家向け説明会を初めて行うと発表したことが好感されたほか、不動産開発大手シュリラム・プロパティーズのIPO(新規株式公開)が順調に進んだことで、インド株に買い安心感が広がった。
週末10日は小反落。国内と米国の11月CPI(消費者物価指数)発表を控え、積極的な買いが控えられた。
今週(13−17日)のインド市場は、オミクロン株感染拡大懸念や世界経済、特に米・中・欧の景気動向や金融政策、米中関係、原油価格の動向、インド国内の景気動向、主要企業の四半期決算などが注目される。主な経済指標の発表予定は13日の11月CPI(消費者物価指数)や14日の11月WPI(卸売物価指数)、15日の11月貿易収支など。
<関連銘柄>
上場インド<1549>、インドNIF<1678>、インドブル<2046>、
インドベア<2047>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




