youtube fund_beginer fund_search fund_look

新興国ニュース

<新興国eye>前週の上海総合指数、流動性供給拡大による景気刺激を好感し5週続伸=BRICs市況

2021-12-13 09:31:00.0

 前週(6−10日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数の10日終値が3日終値比1.63%高の3666.348となり、5週続伸した。

 週明け6日の指数は反落して始まった。不動産開発大手の中国恒大集団が債務返済資金を十分に確保できる保証はないと表明したことが嫌気され、指数の下げを主導した。

 7日は反発し、9日まで3連騰した。

 7日は、中国人民銀行(中銀)が預金準備率を0.5ポイント引き下げると発表。1兆2000億元(約21兆3620億円)の長期流動性を供給することから、景気刺激スタンスを好感する見方が強まり、買い優勢となった。また、11月貿易統計で輸出と輸入の伸びがいずれも市場予想を上回ったことも支援材料となった。

 8日は、人民銀が預金準備率の引き下げに続いて、銀行の貸出金利のベンチマークとなっている1年物ローンプライムレート(貸出基礎金利、LPR)も引き下げるとの観測が買い材料となった。

 9日は、11月PPI(生産者物価指数)が前年比12.9%上昇と、10月の同13.5%上昇から伸びが鈍化し、政府への景気刺激期待が強まったことや、人民銀が人民元レートを元高・ドル安に設定したことで、海外からの投資資金の流入と元高による輸入物価の上昇を抑える効果が期待され、買いが一段と強まった。

 週末10日は反落。米英大手信用格付け会社フィッチ・レーティングスが中国恒大集団と子会社の恒大地産集団、天基控股の格付けを部分的な債務不履行(デフォルト)に相当する格付けに引き下げたことが嫌気され、不動産セクターが売られ、指数の下げを主導した。

 今週(13−17日)の株式市場は、引き続き、米中関係やオミクロン株感染拡大懸念、世界経済の動向、海外の金融市場の動向、国内では景気対策や人民元相場、石炭や原油などのコモディティ相場などが注目される。主な経済指標の発表予定は15日の11月鉱工業生産と11月小売売上高、1−11月都市部固定資産投資、11月住宅価格指数など。

<関連銘柄>
 上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、
 H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、
 南方A50<1576>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社