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新興国ニュース

<新興国eye>トルコ11月CPI、前年比21.31%上昇に急加速―市場予想上回る

2021-12-08 10:19:00.0

 トルコ統計局が3日発表した11月CPI(消費者物価指数、03年=100)は前年比21.31%上昇と、10月の19.89%上昇や9月の19.58%上昇から6カ月連続で伸びが加速し、18年11月(21.62%上昇)以来3年ぶりの高い伸びとなった。また、市場予想の20.7%上昇も上回った。

 同国のCPI伸び率は18年10月に前年比25.24%上昇と、25%を突破したが、それ以降は政府のインフレ対策や中銀による大幅な金融引き締め政策により低下し始め、19年10月には8.55%上昇と、16年12月(8.53%上昇)以来2年10カ月ぶりの低水準となった。しかし、パンデミックの悪影響によるサプライチェーン(部品供給網)の寸断で、20年の5月は11.39%上昇、6月も12.62%上昇と、2カ月連続で加速。その後、パンデミックが一服し、サプライチェーンが正常化したことを受け、7月は11.76%上昇に鈍化したが、11月(14.03%上昇)以降、伸びは加速傾向にある。

 全体指数から値動きの激しい食品やエネルギーなどを除いたコアCPI(グループC)も前年比17.62%上昇と、10月の16.82%上昇やパンデミック前の20年1月の9.88%上昇を大きく上回っており、依然高い伸びとなっている。

 政府が9月6日に発表した22−24年の新中期3カ年経済計画では、インフレ率の見通しを21年末時点で16.2%上昇と予想した上で、22年末時点は9.8%上昇、23年末時点は8%上昇、24年末時点は7.6%上昇を予想している。

 他方、トルコ中銀は10月28日に発表した最新の四半期インフレ報告書で、21年末時点のインフレ見通しを18.4%上昇と予想している。22年末時点の見通しは11.8%上昇、23年末時点では物価目標の7%上昇に収束すると見ている。シャハプ・カヴジュオール中銀総裁は足元でインフレ見通しについて、「われわれの金融政策の効果が22年上期に現れ、現在のインフレの急加速は近いうちに鈍化し始める」と指摘している。

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提供:モーニングスター社