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新興国ニュース

<新興国eye>トルコ7−9月期GDP、前年比7.4%増―市場予想下回る

2021-12-02 11:37:00.0

 トルコ統計局が11月30日発表した7−9月期GDP(国内総生産)は前年比7.4%増となり、前期(4−6月期)の同22.0%増から伸びが鈍化し、市場予想の同7.5%増に対してもやや下回った。

 前期は、パンデミックの悪影響を最も強く受けた1年前の同期が同10.4%減だったため、いわゆるベース効果により、大幅増となっている。今回の7−9月期は1年前の同期が同6.1%増とやや高めだったため、ベース効果は出なかった。

 主な内訳は、家計最終消費支出(個人消費)が前年比9.1%増と、前期の同23.3%増を大幅に下回ったものの、5期連続で増加し、GDP全体を押し上げた。総固定資本形成は同2.4%減と、前期の同20.5%増から減少に転じたが、政府最終消費支出は同9.6%増と、前期の同3.4%増を上回った。特にGDP押し上げ要因の輸出が同25.6%増と、4期連続で回復した一方で、GDP押し下げ要因となる輸入は同8.3%減と、前期の同20.4%増から減少に転じ、外需全体としてGDPの押し上げに大きく寄与した。

 一方、生産面では行政支援などの専門職サービスが前年比25.4%増と、最も高い伸びとなった。次いで情報・通信業が同22.6%増、サービス業が同21.6%増、鉱工業は同10.0%増(うち、製造業は9.4%増)となった。これらとは対照的に、金融・保険業は同19.9%減と、急激に落ち込んだ。建設業も同6.7%減、農業も同5.9%減となった。

 政府が9月6日に発表した22−24年の新中期3カ年経済計画では、21年の成長率見通しは9.0%増、22年は5.0%増、23年と24年はいずれも5.5%増と、安定成長に戻ると見ている。ちなみに、20年GDPは前年比1.8%増と、19年の同0.9%増を上回り、18年の同3.0%増以来、2年ぶりの大幅な伸びとなっている。

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提供:モーニングスター社