youtube fund_beginer fund_search fund_look

新興国ニュース

<新興国eye>前週の上海総合指数、人民銀の金融緩和姿勢を好感し3週続伸=BRICs市況

2021-11-29 10:07:00.0

 前週(22−26日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数の26日終値が19日終値比0.10%高の3564.089となり、3週続伸した。

 週明け22日の指数は買い優勢で始まり、24日まで4営業日続伸した。

 22日は、中国人民銀行(中銀)が1年物ローンプライムレート(貸出基礎金利、LPR)を19カ月連続で据え置いたことを受け、不動産市場の悪化リスクはほぼ収まったとの観測が広がり、買い安心感が広がった。また、人民銀の最新の四半期金融政策報告書が発表され、金融緩和に転換し、預金準備率の引き下げの可能性が高まったとの見方も支援材料となった。

 23日は、人民銀の金融市場担当責任者が景気支援のため、流動性を潤沢供給し、小規模企業や製造業などへの融資強化や資金調達コストの軽減を目指すと発言したことが好感された。

 24日は、金融当局が一部の金融機関に対し、不動産開発プロジェクトへの融資拡大を指示したことが好感され、不動産セクター買われ、指数の上げを主導した。

 25日は反落し、週末26日も値を下げ、続落した。

 25日は、米政府が一部の中国の半導体メーカーを禁輸リストに掲載したことを受け、中国政府が半導体セクターを支援するとの見方が強まり、半導体株が上昇した半面、不動産株と自動車株が急落し、指数を押し下げた。

 26日は、国内のデルタ株感染拡大に加え、南アフリカやベルギーなどでデルタ株よりも感染力が強いとされる新変異株が検出されたことが懸念され、売り優勢となった。

 今週(11月29日−12月3日)の株式市場は、引き続き、米中関係や「オミクロン株」と命名された新変異株による感染拡大懸念、世界経済の動向、海外の金融市場の動向、国内では景気対策や人民元相場、石炭や原油などのコモディティ相場などが注目される。主な経済指標の発表予定は30日に国家統計局が発表する11月製造業PMI(購買担当者景気指数)や12月1日の11月財新製造業PMI、3日の11月財新サービス業PMIなど。

<関連銘柄>
 上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、
 H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、
 南方A50<1576>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社