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新興国ニュース

<新興国eye>トルコ中銀、予想通り1ポイント追加利下げ―次回で利下げ打ち切り示唆

2021-11-19 12:34:00.0

 トルコ中央銀行は18日の金融政策決定会合で、主要政策金利である1週間物レポ金利を16.00%から15.00%に1.00ポイント引き下げることを決めた。市場予想通りだった。

 中銀は新型コロナのパンデミック(世界的大流行)からの景気回復による急速なインフレ上昇を抑制するため、20年9月から利上げサイクルに入ったが、利上げ幅が20年以降で計10.75ポイントに達したとして、22年4月から8月まで5会合連続で政策金利を据え置いていた。しかし、前回9月会合で利上げが行き過ぎたとして、20年5月以来、1年4カ月ぶりに利下げに転換。これで利下げは3会合連続となる。

 中銀は会合後に発表した声明文で、追加利下げを決めた理由について、「上期(1−6月)は世界景気が回復し、新型コロナワクチン接種率の上昇にもかかわらず、デルタ株は世界景気の見通しに対する下ブレリスクとなっている」と指摘。また、前回会合時と同様、「最近のインフレ上昇は、食料と輸入物価、特にエネルギー価格の上昇、サプライチェーンのボトルネック(制約による品不足)など供給サイドの要因によって引き起こされている」とした上で、「先進国の中央銀行は、景気支援的な金融スタンスと資産買い入れ(QE)プログラムを継続している」とし、先進国の中銀と足並みを揃えたい考えを強調した。

 金融政策の見通しについては、前回会合時と同様、「インフレ指標が持続的に低下し、中期の物価目標である5%上昇に収束するまであらゆる政策手段を使う」としたが、「供給サイドの要因や金融政策が及ばない要因によるインフレ加速は22年前半まで続くと予想している。(通貨トルコリラの下落やインフレ加速が続く中で)政策金利の引き下げ余地が狭められており、12月で利下げサイクルを終了する」とし、次回12月会合で利下げを打ち切る考えを示した。

 次回の金融政策決定会合は12月16日に開かれる予定。

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 上場MSエマ<1681>
提供:モーニングスター社