新興国ニュース
<新興国eye>前週のブラジル株、鉱山大手ヴァーレ急伸受け、続伸=BRICs市況
2021-11-15 11:00:00.0
前週(8−12日)のブラジル株式市場は12日のボベスパ指数が前日比1.17%安の10万6334.5、週間ベースでは5日終値比1.44%高となり、続伸した。
週明け8日の指数は小反落して始まった。ジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)の10月IGP―DIインフレ指数(全国卸売物価指数)が市場予想を上回ったことを受け、インフレ懸念が強まり、売り優勢となった。一方、政府のエイド・ブラジルの拡充(22年12月までに1世帯当たり月400レアルを1400万−1700万世帯に支給)に必要な300億レアルの追加財政支出を可能にする、憲法補足法(PEC)修正法案の下院での2回目の投票結果に市場の焦点が移った。
9日は反発し、11日まで3営業日続伸した。
9日は、原油先物価格の上昇で資源・エネルギーセクターが買われた。
10日は、下院でPEC修正法案の2回目の投票が行われ、承認されたものの、10月IPCA(拡大消費者物価指数)が市場予想を上回り、中銀の利上げ観測が強まったため、上げは限定的となった。
11日は、中国の鉄鉱石相場が上昇したことを好感し、鉱山大手ヴァーレが急伸、指数の大幅上昇につながった。
週末12日は反落。9月サービス業活動指数が市場予想を下回ったほか、小売大手マガジネ・ルイーザが前日発表した四半期決算で純利益が前年比約90%減となったことが嫌気されて急落し、指数の下げを主導した。
今週(16−19日)の株式市場は、国内外のデルタ株感染拡大の動向や、欧米やアジアの市場動向、原油・ガスなどの国際商品相場の動向、政治動向、社会保障の拡充に伴う財政規律問題、PEC修正法案の上院審議も注目される。主な経済指標の発表予定はない。15日は「共和制宣言記念日」の祝日で休場となる。
<関連銘柄>
ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社




