新興国ニュース
<新興国eye>トルコ中銀、21年インフレ率見通しを18.4%上昇に引き上げ
2021-10-29 12:25:00.0
トルコ中央銀行は28日、最新の四半期インフレ報告書を発表し、21年末時点のインフレ見通しを前回7月調査時点の14.1%上昇から18.4%上昇(予想レンジは17.3−19.5%上昇)に大きく引き上げた。
引き上げたのは、インフレ見通しの前提条件となっている、輸入物価と食品物価の上昇率の見通しを大きく引き上げたため。輸入物価と食品物価は通貨リラ安の進行や供給サイドの制約などにより、上昇が続いており、21年予測値をそれぞれ1.5ポイントと2.1ポイント押し上げたとしている。
報告書では、「最近のインフレ加速は供給サイドの要因で起きている」とし、「輸入物価や食品物価の上昇、特にエネルギー価格の上昇、サプライチェーンのボトルネック(制約による品不足)、パンデミックからの景気回復に伴う需要の急増が影響しており、物価上昇は一時的な要因によるものだ」と述べている。
また、22年末時点の見通しも前回予想の7.8%上昇から11.8%上昇(予想レンジは9.6−14%上昇)に引き上げた。23年末時点では7.0%上昇(予想レンジは4.6−9.4%上昇)と予想。前回予想の物価目標の5.0%上昇に収束するとの予測を修正し、物価目標を超えるとしている。
政策金利の見通しについて、「21年末まで、供給サイドの一時的要因(インフレ上昇圧力)が続くため、政策金利の調整(利下げ)余地は限られる」とし、今後の追加利下げに慎重な考えを示している。
<関連銘柄>
上場MSエマ<1681>
提供:モーニングスター社




