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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、原油・ガス価格急伸を好感し、3週続伸=BRICs市況
2021-10-04 10:53:00.0
前週(9月27日−10月1日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の1日終値が前日比0.33%安の1762.31、前週比では24日終値比0.84%高となり、3週続伸した。
週明け9月27日の指数は反発して始まり、28日も値を上げし、続伸。
27日は、冬の暖房用需要が強まる中、在庫減少を反映し、ブレント原油先物が1バレル=78.6ドルと、80ドルの上値を試す展開となったことが好感された。欧州の深刻な天然ガス供給不足も原油価格の上昇要因となっている。
28日は、欧州向け天然ガスの先物価格が18年3月以来3年半ぶりの過去最高値を更新し、原油価格も80ドルの大台に乗せ、原油・ガス関連セクターが急伸、指数を押し上げた。
29日は反落。米国の週間原油在庫の増加を受け、原油先物価格が一時77ドルにまで下落したことや、米政府の借り入れ上限(債務上限)の引き上げ問題、電力不足が深刻化している中国経済の成長鈍化懸念などが売り材料となった。
30日は反発。原油先物価格が78ドルに回復したことや、欧州向け天然ガス価格の上昇を受け、国営天然ガス大手ガスプロムが上昇したほか、石炭価格の上昇を好感し、資源・鉄鋼大手メチェルも急伸、相場の押し上げにつながった。
週末10月1日は小反落。世界的なインフレ加速を受け、先進主要国の中銀が景気刺激重視の金融緩和からインフレ抑制を目指す金融引き締めに政策転換するとの見方が強まり、海外市場が軟調となったことを受け、ロシア市場でも利益確定売りが広がった。
今週(4−8日)のロシア市場は引き続き、デルタ株感染や世界経済の動向、対ロ制裁、ロシア国内の景気対策、原油・ガス価格、ルーブル相場、主要企業ニュースなどが焦点。このほか、原油価格に影響を与える5日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や6日の米EIA週間石油在庫統計も注目される。主な国内経済指標の発表は5日の9月サービス業PMI(購買担当者景気指数)や6日の9月CPI(消費者物価指数)など。RTS指数は1720−1800ポイントの値動きが予想される。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、WTI原油<1671>、
ガス<1689>、原油<1690>、野村原油<1699>、
iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社




