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<新興国eye>カンボジアでの案件形成調査を開始―スマートシティに向けて
2021-09-10 13:55:00.0
8月25日、国土交通省は、日本およびASEAN(東南アジア諸国連合)相互協力によるスマートシティ支援策「Smart JAMP」によるカンボジア・プノンペンでの案件形成調査を開始したと発表しました。
20年12月に開催された第2回日ASEANスマートシティ・ネットワーク(ASCN)ハイレベル会合において、日本側より新たに「日ASEAN相互協力による海外スマートシティ支援策(Smart JAMP)」を提案し、その一環としてASEAN各都市を対象としたスマートシティの具体的案件形成調査を実施することとなりました。
今回、「カンボジア王国・プノンペンにおけるスマートシティ実現に向けたスマートバスシェルター導入に関する調査」を開始することとなり、8月5日にカンボジア・プノンペン都との間でキックオフ・ミーティングを行ったとのことです。
会議では、国土交通省の増田参事官とプノンペン都のクオン・スレン都知事がプノンペンにおけるSmart JAMPの調査に関する確認書面に署名を行いました。また、調査団(パシフィックコンサルタンツ、国際開発センター、オリエンタルコンサルタンツグローバル)から調査方法・方針等を説明し、調査内容についての意見交換を行ったとのことです。調査は22年3月末までの期間で実施されます。
カンボジアでは、先進国のようなしがらみが少ないことから、先進的なシステムを柔軟・大胆に取り入れて、先進国に一気に追いつき追い越していく「蛙飛び(リープフロッグ)現象」が見られます。日本の協力でスマートシティ関連の調査が行われることは大きな意義があり、今後の展開が大いに注目されます。
【筆者:鈴木博】
1959年東京生まれ。東京大学経済学部卒。82年から、政府系金融機関の海外経済協力基金(OECF)、国際協力銀行(JBIC)、国際協力機構(JICA)などで、政府開発援助(円借款)業務に長年携わる。2007年からカンボジア経済財政省・上席顧問エコノミスト。09年カンボジア政府よりサハメトレイ勲章受章。10年よりカンボジア総合研究所CEO/チーフエコノミストとして、カンボジアと日本企業のWin−Winを目指して経済調査、情報提供など行っている。
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