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<新興国eye>前週の上海総合指数、景気対策期待強まり続伸=BRICs市況
2021-09-06 09:45:00.0
前週(8月30日−9月3日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数の3日終値が8月27日終値比1.69%高の3581.734となり、続伸した。
週明け8月30日の指数は買い優勢で始まり、9月2日まで5連騰した。
30日は、中国人民銀行(中銀)が農村支援に加え、景気支援のため、銀行の貸出金利のベンチマークとなっている1年物ローンプライムレート(貸出基礎金利、LPR)を引き下げるとの観測を好感。鉄鋼大手の宝山鋼鉄が好調な四半期決算を受けて急伸したほか、電気自動車や燃料電池車など新エネルギー車セクターが買われたことも、指数の上げを主導した。
31日、国家統計局発表の8月製造業PMI(購買担当者景気指数)が市場予想を下回ったものの、景気対策期待感が高まり、相場を押し上げた。
1日は、大手メディア財新が発表する8月財新製造業PMIが49.2と、景況判断の境目となる50を1年4カ月ぶりに下回ったことを受け、当局は追加景気刺激策を打ち出すとの観測がさらに強まった。市場では9月に中国人民銀行は預金準備率の引き下げや利下げを実施すると予想している。中国大手行による融資拡大を受け、不動産セクターが急伸し、上げを主導した。2日も引き続き当局による景気対策期待で買いが続いた。
週末3日は反落。8月財新サービス業PMIが46.7と、前月の54.9から急低下し、パンデミックが始まった20年4月以来1年4カ月ぶりの低水準となったことを受け、利益確定売りに傾いた。
今週(6−10日)の株式市場は、引き続き、米中関係や国内外のデルタ株感染状況、世界経済の動向、海外の金融市場の動向、国内では景気支援の動きや人民元相場、原油などのコモディティ相場などが注目される。主な経済指標の発表予定は7日の8月貿易収支や9日の8月CPI(消費者物価指数)と8月PPI(生産者物価指数)など。
<関連銘柄>
上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、
H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、
南方A50<1576>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




