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新興国ニュース

<新興国eye>ハンガリー中銀、0.30ポイント追加利上げ―23日から国債買入減額開始

2021-08-25 12:04:00.0

 ハンガリー中央銀行は24日の金融理事会で、主要政策金利であるベース金利(準備預金への付利金利)を0.30ポイント引き上げ、1.50%とすることを決めた。他の政策金利も同率引き上げ、ベース金利の上下幅(コリドー)の下限を示す翌日物預金金利を0.55%、また、上限を示す翌日物有担保貸出金利と7日物有担保貸出金利もそれぞれ2.45%とする。市場予想通りだった。新金利は25日から適用される。

 中銀は新型コロナのパンデミック(世界大流行)が沈静化し、経済活動の再開でインフレが加速し始めたことを受け、6月会合でベース金利だけを引き上げ、他の金利は据え置いた。前回7月会合ですべての政策金利を同率引き上げており、21年に入りこれで3カ月連続の3回目の利上げとなる。利上げ幅は計0.90ポイントに達した。

 また、今回の会合で中銀はテーパリング(量的緩和の段階的縮小)を決めた。中銀は声明文で、「(これまでに中銀が買い入れた)国債の保有額の減額目標は設定せず、その代わり、毎週の資産買い入れの減額目標を設定する」とし、具体的には8月23日から週買い入れ額を現在の600億フォリントから500億フォリントに減額する。買い入れ減額は四半期末ごとに見直される。中銀は、「買い入れ減額の対象は短めの国債となるため、保有国債の構成は長めの国債のシェアが高まる」としている。保有国債の減額については、「市場で売却せず、満期まで保有する」方針だ。

 中銀は前回7月会合で、「物価安定とインフレ期待の抑制、インフレ加速の2次的影響を回避するため、確固として、月ベースで利上げサイクルを継続することが正当化される」とし、利上げ継続を示唆したが、今回の会合では、「今後、インフレ率が持続的に物価目標(3%上昇)の水準で落ち着く見通しや、インフレ見通しの上ブレ・下ブレの両リスクが金融政策の時間軸で均衡するまで利上げサイクルを続ける」とし、前回会合時からトーンダウンした。市場では今後、利上げペースは鈍化する可能性が高いと見ている。

 インフレ見通しについては、「7月のインフレ率は前年比4.6%上昇(6月は5.3%上昇)、コアインフレ率も同3.5%上昇(同3.8%上昇)と、伸びが鈍化した」としたが、「インフレ率はいわゆるベース効果で秋に再び一時的に加速し、年末までわれわれの物価上昇の許容レンジを超える可能性が高い」とし、前回会合時の見通しを据え置いた。さらに、「その後は金融引き締めサイクルの効果により、インフレ率は22年初めには許容レンジ内に収まり、22年半ばごろから物価目標(2−4%上昇)の水準で安定する」とする文言も据え置いた。

 次回の金融政策決定会合は9月21日に開かれる予定。

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提供:モーニングスター社