youtube fund_beginer fund_search fund_look

新興国ニュース

<新興国eye>前週のブラジル株、鉱山ヴァーレ急落や財政規律めぐる政治混乱で続落=BRICs市況

2021-08-23 11:04:00.0

 前週(16−20日)のブラジル株式市場は20日のボベスパ指数が前日比0.76%高の11万8052.8、週間ベースでは13日終値比2.59%安となり、続落した。

 週明け16日の指数は反落して始まり、18日まで3営業日続落。

 週前半は、中国の経済指標が市場予想を下回ったことや、世界景気回復への懸念が強まったこと、国内のインフレ加速見通しが売り材料となった。その後は、米7月小売売上高の悪化や、中国の株式市場が景気減速懸念と企業への規制強化で急落したこと、また、ブラジル国内の財政膨張をめぐる政治混乱が嫌気された。

  週半ばは、国内の政治混乱に加え、鉄鉱石相場の下落を受けて鉱山大手ヴァーレが急落し、指数の下げを主導した。

 19日は反発し、20日も値を上げ、続伸。

 週後半は、18日に公表されたFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録で年内のテーパリング(量的緩和の段階的縮小)が示唆され、指数は売りが先行したが、その後は押し目を買う動きが活発化した。

 週末は、サンパウロ州基礎衛生公社(SABESP)が民営化観測で急伸し、指数の上げを主導。また、米株市場が急回復したことも好感された。

 今週(23−27日)の株式市場は、国内外のデルタ株感染拡大やワクチン接種の動向に加え、米国の景気・インフレ・長期金利の動向、欧米と中国の緊張激化、欧米やアジアの市場動向、原油などの国際商品相場の動向、政府の新型コロナ対応の遅れを調査するCPI委員会の動向、米ワイオミング州で開催されるジャクソンホール会議でのパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の発言(27日)などが注目される。主な経済指標の発表予定は25日の7月経常収支と8月ジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)消費者信頼感指数、8月中旬時点のIPCA(拡大消費者物価指数)など。

<関連銘柄>
 ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
 上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社