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<新興国eye>前週のブラジル株、財政膨張や政治混乱懸念で反落=BRICs市況
2021-08-16 10:50:00.0
前週(9−13日)のブラジル株式市場は13日のボベスパ指数が前日比0.41%高の12万1193.8、週間ベースでは6日終値比1.32%安となり、反落した。
週明け9日の指数は続伸して始まった。銀行セクターが買われたが、ボルソナロ大統領が支持率回復を狙って議会に提案した新たな社会保障プログラムが財政支出拡大につながるとの見方から増税懸念が広がると、指数の上値は次第に重くなった。
10日は反落し、12日まで3営業日続落した。
10日は、7月IPCA(拡大消費者物価指数)の前年比伸び率が6月から一段と加速したことが嫌気されたほか、政府の財政膨張や政治混乱への懸念で売り優勢となった。
11日は、米7月CPI(消費者物価指数)のさえない結果を背景に、売りが続いた。
12日は、前日の議会で下院が財政支出の上限撤廃のための憲法修正案の審議入りを拒否したため、政治混乱の懸念が強まった。
週末13日は反発。GDP(国内総生産)成長率の先行指標となっている6月IBC−Br(経済活動指数)が市場予想を上回ったことが好感され、買い優勢となった。
今週(16−20日)の株式市場は、国内外のデルタ株感染拡大やワクチン接種の動向に加え、米国の景気・インフレ・長期金利の動向、欧米と中国の緊張激化、欧米やアジアの市場動向、原油などの国際商品相場の動向、政府の新型コロナ対応の遅れを調査するCPI委員会の動向などが注目される。主な経済指標の発表予定はない。
<関連銘柄>
ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社




