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新興国ニュース

<新興国eye>前週のブラジル株、欧米株高や鉱山大手ヴァーレ急伸で3週ぶり反発=BRICs市況

2021-08-10 10:44:00.0

 前週(2−6日)のブラジル株式市場は6日のボベスパ指数が前日比0.97%高の12万2810.4、週間ベースでも7月30日終値比0.83%高となり、3週ぶりに反発した。

 週明け2日の指数は反発して始まり、3日も値を上げ、続伸。

 週前半は、主要先進国の中銀が景気刺激の金融緩和スタンスを維持したことを受け、欧州市場が堅調となり、ブラジル株も買われた。その後も米企業の四半期決算が好調となったことや、米株市場が上昇したことが好感されたほか、鉱山大手ヴァーレが急伸し、指数の上げを主導した。

 4日は反落し、5日も値を下げ、続落。

 週半ばは、政府が検討中の追加景気対策が公的債務の急増と財政再建を遅らせるとの懸念が強まったことや、ブラジル中銀の金融政策決定会合を控え、インフレ加速による利上げ観測が強まったこと、米7月ADP雇用統計が市場予想を下回り、米株市場が下落したことなどが嫌気された。また、原油先物価格の下落で資源セクターが下落したほか、金融大手ブラデスコの四半期決算が弱い内容となったことも、相場の押し下げ要因となった。

 週後半は、ブラジル中銀が市場予想通り政策金利を1.00ポイント引き上げ5.25%とし、次回会合でも同率の追加利上げを示唆。これを受けて、企業の借り入れコスト上昇懸念が強まり、売りが広がった。

 週末6日は反発した。米7月雇用統計が強い内容となり、米株市場が上昇したことで地合いが改善し、買い戻しが優勢となった。

 今週(9−13日)の株式市場は、国内外のデルタ型変異ウイルス感染拡大やワクチン接種の動向に加え、米国の景気・インフレ・長期金利の動向、欧米と中国の緊張激化、欧米やアジアの市場動向、原油などの国際商品相場の動向、政府の新型コロナ対応の遅れを調査するCPI委員会の動向などが注目される。主な経済指標の発表予定は10日の7月IPCA(拡大消費者物価指数)、11日の6月小売売上高など。

<関連銘柄>
 ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
 上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社