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<新興国eye>前週のインド株、強い景気指標などを好感し3週ぶり反発=BRICs市況
2021-08-10 10:40:00.0
前週(2−6日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の6日終値は前日比0.39%安の5万4277.72、週間ベースでは7月30日終値比3.22%高となり、3週ぶりに反発した。
週明け2日の指数は反発して始まり、5日まで4連騰した。
週前半は、スズキ<7269>のインド法人マルチ・スズキ・インド(MSI)の7月自動車販売台数が前年比50%増、自動車大手タタ・モーターズも同92%増と、いずれも急回復したことや、7月のGST(物品・サービス税)の徴税額が1兆1600億ルピーと、3カ月ぶりの高水準となったこと、さらに4−6月期決算で銀行の収益が33.6%増となったことが好感された。また、7月日経製造業PMI(購買担当者景気指数)が市場予想を上回ったことも買い材料となった。
週末6日は5日ぶりに反落して取引を終了した。
週後半は、国内のデルタ株感染が沈静化し、個人消費が改善したとの見方が強まったほか、主要企業の4−6月期決算が好調となったことや、外国人投資家の買い越しが続いたことも支援材料となった。その後もインド準備銀行(RBI、中銀)の金融政策決定会合を控え、利上げが先送りされるとの見方が強まり、インド株は堅調だった。
週末は、世界最大の製油所を運用する複合企業大手リライアンス・インダストリーズが急落し、指数の下げを主導。また、RBIは市場予想通り政策金利を4.00%に据え置き、利上げを先送りにしたが、市場は織り込み済みで反応薄だった。
今週(10−13日)のインド市場は、デルタ型変異ウイルス感染拡大やワクチン接種の動向、世界経済、特に米・中・欧の景気動向、米中関係、原油価格の動向、インド国内の景気動向、主要企業の四半期決算などが注目される。主な経済指標の発表予定は12日の7月CPI(消費者物価指数)と6月鉱工業生産、13日の7月貿易収支など。
<関連銘柄>
上場インド<1549>、インドNIF<1678>、インドブル<2046>、
インドベア<2047>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




