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新興国ニュース

<新興国eye>前週のインド株、国債格下げ観測などを嫌気し反落=BRICs市況

2021-07-05 11:00:00.0

 前週(6月28日−7月2日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の2日終値は前日比166ポイント(0.32%)高の5万2484.67と、5日ぶりに反発したが、週間ベースでは6月25日終値比440ポイント(0.83%)安と、反落した。

 週明け28日の指数は反落して始まり、7月1日まで4営業日続落した。

 週前半は、ナーマラ・シサラマン財務相が新型コロナ感染による経済への打撃を緩和するため、主に病院向け支援策を盛り込んだ1.1兆ルピー(約1.6兆円)規模の融資保証制度と、既存の緊急経済対策「自立したインド(Atmanirbhar Bharat)」の一環として、1.5兆ルピーの緊急融資保証制度を開始すると発表したが、利益確定売りが優勢となり、相場支援とはならなかった。その後も、シサラマン財務相が発表した追加経済支援策はインド経済を急回復するには不十分との見方が広がったことや、国内ガス料金が10月から60%引き上げられることを受け、インフレ加速懸念が広がり、売りが強まった。

 30日は、相場の過熱感から利益確定売りが続いた。7月1日は、米信用格付け大手S&Pグローバル・レーティングが最新リポートで、インドのソブリン(国債)債格付けに対する見通し(アウトルック)を「安定的」に据え置いたが、成長率が一段と鈍化すれば格下げするとしたほか、通信大手ボーダフォン・アイデアのさえない決算が嫌気され、指数を押し下げた。

 週末2日は反発した。4日続落を受け、医薬品株や金融株などを中心に買い戻しが活発化した。

 今週(5−9日)のインド市場は、新型コロナ変異ウイルス(デルタ株)感染拡大やワクチン接種の動向、世界経済、特に米・中・欧の景気動向、米中関係、米長期金利や原油価格の動向、インド国内の景気動向や金融緩和期待、主要企業の四半期決算などが注目される。主な経済指標の発表予定は5日の6月インド製造業PMI(購買担当者景気指数)など。

<関連銘柄>
 上場インド<1549>、インドNIF<1678>、インドブル<2046>、
 インドベア<2047>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社