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<新興国eye>前週のインド株、利下げ観測後退や米長期金利上昇受け3週ぶり反落=BRICs市況
2021-03-22 11:32:00.0
前週(15−19日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の19日終値は前日比1.30%高の4万9858.24、週間ベースでは12日終値比1.84%安となり、3週ぶりに反落した。
週明け15日の指数は売り優勢で始まり、18日まで5営業日続落した。
週前半は、2月CPI(消費者物価指数)が市場予想を上回り、インド準備銀行(RBI)による追加利下げ観測が後退したことや、米長期金利の上昇、さらには国内の新型コロナの新規感染者数の再拡大による一部地域での経済活動規制強化も嫌気された。その後もインド通信大手タタ・コミュニケーションズが急落したことや、インド政府が同社保有株10%を安値で売り出すと発表したことなどが売り材料となった。
週半ばは、FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(米連邦公開市場委員会)を控え、慎重な取引となる中、新型コロナの感染再拡大がインド経済に打撃を与えるとの観測で売り優勢となった。
週後半は、FRBが金融政策の現状維持を決定した一方、米長期金利上昇を容認したとの受け止めが広がり、米10年債利回りが一時、1.74%にまで急伸。インド株でも金利上昇で割高感が意識されたITセクターを中心に売りが広がった。
週末19日は6営業日ぶりに反発した。米10年債利回りが1.5%に急低下したことや、米信用格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスがインドの21年度成長率見通しを12%増と、強気に予想したことが好感され、買い戻しが入った。
今週(22−26日)のインド市場は、新型コロナ感染拡大や変異ウイルス、ワクチン接種の動向、世界経済、特に米・中・欧の動向、米中関係、米長期金利の動向、原油価格の動向、インド国内の景気動向や金融緩和期待、主要企業の四半期決算などが注目される。
<関連銘柄>
上場インド<1549>、インドNIF<1678>、インドブル<2046>、
インドベア<2047>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




