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<新興国eye>前週のインド株、OECDのインド経済成長率見通し引き上げを受け続伸=BRICs市況
2021-03-15 10:08:00.0
前週(8−12日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の12日終値は前日比0.95%安の5万792.08、週間ベースでは5日終値比0.77%高となり、続伸した。11日は「マハー・シヴァラートリ」の祝日で休場だった。
週明け8日の指数は小反発して始まり、10日まで3日続伸した。
週前半は、インド商工会議所連合会(FICCI))の企業景況感指数が70.9と、1年前の59から大幅に改善し、10年ぶりの高水準となり、金融株とエネルギー株を中心に買い優勢となった。その後は米株市場が長期金利の上昇懸念後退で上昇し、インド株をサポートした。
週後半は、OECD(経済協力開発機構)が最新の経済予測で、インドの21年度成長率見通しを前回から引き上げたことが支援材料となった。OECDはインド経済が新型コロナウイルスのパンデミック(感染症の世界的大流行)前の水準に戻ってきたとしている。個別銘柄では国営バローダ銀行が傘下の保険合弁会社の上場を検討していることを明らかにしたことや、太陽光発電機器大手のアダニ・グリーン・エナジーとタタ・パワー、インドソーラーが国内生産を拡大するとの観測で買われ、指数の上げを主導した。
休場を挟み、取引が再開された週末12日は4営業日ぶりに反落。米長期金利が上昇し、警戒感が広がった。
今週(15−19日)のインド市場は、新型コロナ感染拡大や変異ウイルス、ワクチン接種の動向、世界経済、特に米・中・欧の動向、米中関係、米長期金利の動向、原油価格の動向、インド国内の景気動向、主要企業の四半期決算、FRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策決定会合(17日)などが注目される。主な経済指標の発表予定は15日の2月WPI(卸売物価指数)と2月貿易収支など。
<関連銘柄>
上場インド<1549>、インドNIF<1678>、インドブル<2046>、
インドベア<2047>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




