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<新興国eye>前週のインド株、米長期金利急伸や米国のシリア空爆が嫌気され、続落=BRICs市況
2021-03-01 09:56:00.0
前週(2月22−26日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の26日終値は前日比3.80%安の4万9099.99、週間ベースでも19日終値比3.52%安となり、続落した。
週明け22日の指数が5営業日続落して始まった。米国で早期景気回復によるインフレ加速懸念で米10年債利回りが上昇したことが警戒され、海外市場が軟調となり、インド市場でも売りが加速した。
23日は小反発し、25日まで3日続伸した。23日はインド国内の経済活動の正常化観測が支援。24日は、世界最大の製油所を運用するリライアンス・インダストリーズがO2C事業(石油精製から科学製品までの事業)の分社化が4−6月期までに認可される見通しとなったことが好感されたほか、インド自動車大手タタ・モーターズの好調な業績見通しを材料に買い優勢となった。
25日は、インドの20年10−12月期GDP(国内総生産)伸び率が前年比0.5−1.3%増と、プラス成長になるとの観測や中印国境の緊張緩和で中国から投資資金がインド国内に流入するとの憶測で買いが優勢となった。また、財務省の規制緩和で民間銀行が納税や年金支払い、少額貯蓄スキームなど政府関連業務を扱えるようにしたことが好感され、金融セクターが買われ、指数の上げを主導した。
週末26日は4日ぶりに反落した。前日に米国でインフレ加速観測から長期債利回りが急伸したことを受けて金融引き締め懸念が強まり、米株市場の急落にツレてインド市場でも売りが広がった。また、米国のシリア空爆で地政学的リスクが高まったことも嫌気された。
今週(1−5日)のインド市場は、新型コロナ感染拡大や変異ウイルス、ワクチン接種の動向、世界経済、特に米・中・欧の動向、米中関係、米国の追加景気刺激策やインフレ動向、原油価格の動向、インド国内の景気動向、主要企業の四半期決算などが注目される。主な経済指標の発表予定は1日の2月日経製造業PMI(購買担当者景気指数)、3日の2月日経サービス業PMIなど。
<関連銘柄>
上場インド<1549>、インドNIF<1678>、インドブル<2046>、
インドベア<2047>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




