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<新興国eye>前週の上海総合指数、金融引き締め懸念で4週ぶり反落=BRICs市況
2021-03-01 09:52:00.0
前週(2月22−26日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数の26日終値が19日終値比5.06%安の3509.080となり、4週ぶりに反落した。
週明け22日の指数は反落して始まり、24日まで3営業日続落した。
週前半は、中国人民銀行(中銀)が今後数カ月以内に政策金利を引き上げるとの報道に加え、上海銀行間取引金利(SHIBOR)の翌日物が前日の1.512%から1.984%と連日で上昇したことや、中国で住宅ローン金利が上昇に転じたとの一部報道を受け、金融引き締め観測が強まり、売りが広がった。
週半ばも、SHIBORの長め(1年物)の金利上昇が続いたことで金融引き締め懸念がくすぶり、相場の重しとなった。
25日は反発。前日にFDA(米食品医薬品局)がジョンソン・エンド・ジョンソンの開発品である新型コロナワクチンについて、有効性や安全性に問題がないとの見解を発表。世界的な株高につながり、中国株にも買い戻しが入った。
週末26日は大幅反落した。中国国内の金融政策引き締めと株価の割高感への懸念が再び広がったほか、USTR(米国通商代表部)代表に指名されたキャサリン・タイ氏が25日の米上院財政委員会の公聴会で、これまでの対中関税措置は「正当な手段」と証言し、中国との対決姿勢を鮮明にしたことを受け、米中関係悪化懸念が広がり、売り優勢となった。
今週(1−5日)の株式市場は、引き続き、国内の新型コロナ感染やワクチン接種の動向、世界経済の動向、米中関係、海外の金融市場の動向、国内では金融引き締めの動きや株価支援・景気対策、人民元相場、原油などのコモディティ(国際相場商品)相場、さらには4日の中国全国政治協商会議と5日の中国全国人民代表大会(全人代)会議も注目される。主な経済指標の発表予定は3月1日の2月財新製造業PMI(購買担当者景気指数)、3日の2月財新サービス業PMIなど。
<関連銘柄>
上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、
H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、
南方A50<1576>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




