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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、原油高や米追加景気刺激策を好感し続伸=BRICs市況
2021-02-15 10:55:00.0
前週(8−12日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の12日終値が前日比0.05%高の1461.99、前週比でも2.11%高となり、続伸した。
週明け8日の指数は3営業日続伸して始まった。世界景気の回復の見通しが改善したことや中国からの需要増などを背景にブレント原油先物が1バレル=60ドルを突破し、ロシア株買いが加速した。
翌9日は反落し、10日も値を下げ、続落。急騰した原油先物価格が利益確定売りで下落したほか、上昇基調だった米株市場が反落したことロシア株の売り材料となった。
11日は3日ぶりに反発し、週末12日も小幅に値を上げ、続伸した。
11日は、米議会でバイデン米大統領の1兆9000億ドルの追加景気対策法案を与党・民主党が単独で通過させる措置を講じたことが好感され、買い戻しが強まった。
12日は、ロシア中央銀行が政策金利を据え置き、21年まで金融緩和を維持することを決めた一方、以降は徐々に金融政策を中立に戻す考えを示した。早期金融引き締め観測よりは徐々に経済が正常化していくとの期待感が上回り、ロシア株をサポートした。
今週(15−20日)のロシア市場は引き続き、新型コロナ感染再拡大や変異ウイルス、ワクチン接種などの動向、世界経済、特に米国の追加景気刺激策、欧米の対ロ制裁、ロシア国内の景気対策や原油価格、ルーブル相場、反体制派指導者ナワリヌイ氏の動向などが焦点となる。このほか、原油価格に影響を与える17日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や18日の米EIA週間石油在庫統計も注目される。主な国内経済指標の発表予定は15日の1月鉱工業生産や16日の1月PPI(生産者物価指数)、18日の1月小売売上高と1月失業率など。今週は原油価格が利益確定売りで60ドルを割り込む恐れがあり、地合いが悪化する見通し。指数は1380−1500ポイントの取引が予想される。また、20日は特別営業日として、取引が通常通り開かれる。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社




