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新興国ニュース

<新興国eye>前週のロシアRTS指数、原油高や米国の対ロ制裁リスク後退で反発=BRICs市況

2021-02-08 09:58:00.0

 前週(2月1−5日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の5日終値が前日比2.07%高の1431.76、前週比でも4.69%高と、3週ぶりに反発した。

 週明け1日の指数が4日続落して始まった。ドイツからの帰国後、身柄を拘束された反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の裁判の結果を見極めたいという動きが広がり、売りに押された。

 2日は急反発。ブレント原油先物が1バレル=57.8ドルにまで急伸したことや、バイデン米大統領の1兆9000億ドルの追加景気刺激策が議会で前進する兆しが見えたことが好感された。

 3日は反落。モスクワの裁判所がナワリヌイ氏の執行猶予を取り消し、3年半の実刑判決を言い渡したことを受け、市場では西側による対ロ制裁懸念が強まり、売り優勢となった。

 4日は反発し、週末5日も値を上げ、続伸した。4日は、米国の上院で対ロ制裁法案が提出されたが、制裁は限定的でロシア経済に直接影響が及ぶ可能性が低いことから、制裁リスクが後退し、買いが優勢となった。5日は、原油先物価格が59.5ドルを超えたことを受け、一段と買いが強まった。ロシア連邦貯蓄銀行(ズベルバンク)が好調な四半期決算を受けて買われ、上げを主導した。

 今週(8−12日)のロシア市場は引き続き、新型コロナ感染再拡大や変異ウイルス、ワクチン接種などの動向、世界経済、特に米国の追加景気刺激策、米国の対ロ制裁、ロシア国内の景気対策や原油価格、ルーブル相場、反体制派指導者ナワリヌイ氏の動向などが焦点となる。このほか、原油価格に影響を与える9日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や10日の米EIA週間石油在庫統計、12日のロシア中銀の金融政策決定会合も注目される。主な国内経済指標の発表予定は11日の20年12月貿易収支など。今週は引き続き相場回復が見込まれ、指数は1380−1500ポイントの取引が予想される。

<関連銘柄>
 RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
 WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
 野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社