新興国ニュース
<新興国eye>前週のインド株、政府の21年度予算案を好感し3週ぶり反発=BRICs市況
2021-02-08 09:43:00.0
前週(2月1−5日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の5日終値は前日比0.23%高の5万731.63、週間ベースでも1月29日終値比9.61%高となり、3週ぶりに反発した。
週明け1日の指数は7営業日ぶりに急反発して始まり、週末5日まで5連騰した。
週前半は、政府の21年度(21年4月−22年3月)予算原案が発表され、キャピタルゲイン課税や有価証券取引税など富裕層に対する増税案が示されなかったことや、保険会社への外資の直接投資規制緩和、不良資産問題を抱える国営銀行の経営再建など成長重視の政策が盛り込まれたことが好感された。その後も政府予算案を受け、金融株やインフラ関連株が買われたほか、自動車大手タタ・モーターズの1月国内販売台数が前年比27.6%増となったことを受け急伸し、指数を押し上げた。
週後半は、世界最大の製油所を運用するリライアンス・インダストリーズがインド小売大手フューチャー・グループから小売、卸売、流通の各事業を34億ドルで買収計画に対し、インドの裁判所が米オンライン小売大手アマゾン・ドットコム<AMZN>による同計画の差し止め請求を認めたことが嫌気され、相場の上値が重くなった。その一方で、後発医薬品大手ドクター・レディーズが急伸し、指数の上げを主導した。
また、1月日経サービス業PMI(購買担当者景気指数)が4カ月連続で上昇したことも支援材料となった。その後、足元の相場上昇による高値警戒感から利益確定売りが出る場面もあったが、金融大手インドステイト銀行の20年10−12月期決算が好調となったことや、インド準備銀行(RBI)が金融政策決定会合で緩和維持を決めたことが好感され、買いが優勢となった。
今週(8−12日)のインド市場は、新型コロナ感染再拡大や変異ウイルス、ワクチン接種の動向、世界経済、特に米・中・欧の動向、米中関係、米国の追加景気刺激策、原油価格の動向、インド国内の景気動向、主要企業の10−12月期決算などが注目される。主な経済指標の発表予定は12日の20年12月鉱工業生産など。
<関連銘柄>
上場インド<1549>、インドNIF<1678>、インドブル<2046>、
インドベア<2047>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




