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<新興国eye>前週の上海総合指数、中銀の流動性供給や新規感染者急減で反発=BRICs市況
2021-02-08 09:34:00.0
前週(2月1−5日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数の5日終値が1月29日終値比0.38%高の3496.333となり、反発した。
週明け1日の指数は反発して始まり、2日も値を伸ばし、続伸。
週前半は、1月製造業PMI(購買担当者景気指数)が51.3と、20年12月の51.9を下回ったものの、「拡大」と「縮小」の境目となる50を引き続き上回ったことを受け、買いが優勢となった。また、銀相場が上昇したことから、盛達金属資源(ションダー・リソシーズ)や銀泰黄金(インタイ・ゴールド)など鉱山セクターが軒並み急伸し、指数の上げを主導した。その後は、中国人民銀行(中銀)が公開市場操作(オペ)を通じ、短期金融市場に780億元の流動性を供給したことにより短期金利が低下し、信用ひっ迫懸念が後退したことや、国内の新型コロナ新規感染者数が1カ月ぶりの低水準となり、指数を支援した。
3日は反落し、週末5日まで3日続落した。
週半ばから後半は、重慶長安汽車が発表した1月の自動車販売台数が前年比87.2%増となったことや、自動車業界も21年の自動車販売台数が同4%増の2630万台になるとの見通しを示したことを受けて買いが先行したものの、ハイテク株の利益確定売りが指数を押し下げた。その後も金融市場で短期金利が上昇し、中国人民銀行が春節(旧正月)後に金融引き締めにシフトするとの観測で信用ひっ迫懸念が強まり、売り優勢となった。
週末は米海軍の駆逐艦が台湾海峡を通過したことを受け、中国政府が米国を強く批判したことから、米中関係の悪化懸念が強まり、嫌気売りが出た。
今週(8−10日)の株式市場は、引き続き、国内の新型コロナ感染拡大やワクチン接種の動向、世界経済の動向、米中関係、海外の金融市場の動向、株価支援・景気対策、人民元相場、原油などのコモディティー(国際相場商品)相場などが注目される。主な経済指標の発表予定は10日の1月CPI(消費者物価指数)と1月PPI(生産者物価指数)など。週後半の11日と12日は「春節」(旧正月、11−17日)の祝日のため、休場となる。
<関連銘柄>
上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、
H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、
南方A50<1576>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




