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新興国ニュース

<新興国eye>チェコ中銀、政策金利を据え置き―6会合連続

2021-02-05 11:13:00.0

 チェコ国立銀行(中央銀行)は4日の金融政策決定会合で、政策金利の2週間物レポ金利を過去最低水準の0.25%に据え置くことを決めた。新型コロナウイルスのパンデミック(感染症の世界的大流行)が欧州で再拡大する中、景気を支援する。

 中銀は20年の2月会合で、19年5月以来9カ月ぶりに利上げ(0.25ポイント)を再開したものの、パンデミック(第1波感染拡大)による経済への悪影響が強まったことを受け、翌3月16日に緊急会合を開き、急きょ0.50ポイント引き下げた。その後、3月27日の通常会合でさらに0.75ポイント、5月会合でも同率の大幅引き下げを決めた。この3会合連続の利下げにより、下げ幅は計2.00ポイントに達したことから、利下げの効果を見守るため、6月会合から政策金利の据え置きに転じた。これで据え置きは6会合連続となる。

 中銀は会合後に発表した声明文で、現状維持を決めたことについて、「経済予測の標準シナリオ通り、国内市場金利は当初はパンデミックの経済への悪影響を反映し、安定的に推移したあと、21年半ばごろから、パンデミックの後退による国内外の景気回復を反映し、徐々に上昇していく」と前回会合時と同様、パンデミックによる経済悪化懸念が後退していることを指摘した。

 国内景気の見通しについては、「20年秋から冬にかけ新型コロナ感染が再拡大し、感染防止規制が再導入されたが、21年上期(1−6月)には徐々に規制が緩和される」とした上で、「パンデミックの第2波による経済活動への悪影響も徐々に薄れ、下期(7−12月)から景気が回復する」とし、前回会合時の見通しを据え置いた。また、21年の同国のGDP(国内総生産)見通しを2%超増と予想。「22年はさらに伸びが加速し、徐々にパンデミック前の水準に戻る」と見ている。

 インフレ見通しについては、「20年末、インフレ率は物価目標の許容レンジ内に戻った」とした上で、「インフレ率は21年1−3月期に一段と物価目標(中心値2%上昇)に収束し、年内は物価目標の水準で推移する」と楽観的に見ている。また、22年には国内経済のパンデミックからの脱却と消費税増税により、インフレ率は物価目標をやや上回るとみている。

 次回の通常会合は3月24日に開かれる予定。

<関連銘柄>
 iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社