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新興国ニュース

<新興国eye>前週のブラジル株、景気回復の腰折れ懸念や米株市場急落で3週続落=BRICs市況

2021-02-01 10:53:00.0

 前週(1月26−29日)のブラジル株式市場は29日のボベスパ指数が前日比3.21%安の11万5067.6、週間ベースでは22日終値比1.97%安となり、3週続落した。25日は「サンパウロ市政記念日」の祝日で休場だった。

 25日祝日明けの週初26日の指数は売り優勢で始まり、27日も値を下げ、6営業日続落した。

 26日は、金融セクターが売られ、指数の下げを主導した。ブラジル中銀の金融政策委員会が発表した最新の景気シナリオで、年初の新型コロナ感染者の急増や景気支援措置の終了により、今後のブラジル経済は減速、または一時的にマイナス成長と、景気の腰折れが起こるとの見通しが示されたことを受け、売り優勢となった。

 27日は、FRB(米連邦準備制度理事会)がFOMC(米連邦公開市場委員会)において、ゼロ金利と量的金融緩和策を据え置いたものの、パウエルFRB議長が会見で、新型コロナの感染再拡大が米経済を悪化させているとの認識を示した上で、「新型コロナの変異株が経済の先行き見通しの不確実性を高めている」と発言したこと受けて、米株市場が急落し、ブラジル市場でも売りが優勢となった。

 28日は7営業日ぶりに反発。堅調な米20年10−12月期GDP(国内総生産)が好感され、米株市場が上昇し、ブラジル市場でも買い戻しが活発化した。

 週末29日は急反落した。米株市場がゲームストップなど仕手株の株価暴騰で買われ過ぎとの見方で急反落したことや、ワクチン供給不足や変異ウイルスの拡大で欧州経済が打撃を受けるとの懸念、さらにはブラジル国内でのワクチン供給の遅延懸念が広がり、売り優勢となった。

 今週(1−5日)の株式市場は、財政健全化問題や新型コロナ感染再拡大、ワクチン接種の動向、米国の追加景気対策、米中関係、欧米やアジアの市場動向、原油などの国際商品相場の動向などが注目される。主な経済指標の発表予定は1日の1月貿易収支と1月マークイッ製造業PMI(購買担当者景気指数)、2日の20年12月鉱工業生産、3日の1月マークイット・サービス業PMIと1月IPC−Fipeインフレ指数(サンパウロ大学経済研究所が発表する消費者物価指数)、4日の1月自動車生産・販売台数、5日の1月ジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)IGP―DIインフレ指数(全国卸売物価指数)など。

<関連銘柄>
 ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
 iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社