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<新興国eye>前週の上海総合指数、中銀の金融引き締め姿勢や流動性ひっ迫懸念で反落=BRICs市況
2021-02-01 09:54:00.0
前週(1月25−29日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数の29日終値が22日終値比3.43%安の3483.069となり、反落した。
週明け25日の指数は反発して始まった。景気回復期待から割安感のある銀行や保険会社の銘柄が物色されたほか、業績が安定している酒類大手の安徽古井貢酒や江蘇洋河酒廠に買い注文が集まり、指数の上げを主導した。
26日は急反落。中国が南シナ海で軍事演習を行うと発表したことから、米中関係が悪化するとの懸念が広がったほか、中国人民銀行(中銀)が春節(旧正月)後に金融引き締めにシフトするとの観測が、売り材料となった。
27日は小反発。20年12月工業部門利益が前年比20.1%増と、8カ月連続で増加したことが好感され、買い戻しが入った。
28日は急反落し、週末29日も値を下げ、大幅続落した。
28日は、中銀が金融システムからネットで1500億元の資金吸収レポを実施し、主要短期金利が6年ぶりの高水準となったことから、市場では中銀が株価や不動産市場を抑制するため、金融引き締めに転換し始めたとの見方が広がり、売りが加速。
29日も、短期金融市場で翌日物加重平均レポ金利が5日連続で上昇し、中銀の政策金利コリドーの上限を超えたことを受け、流動性ひっ迫懸念が広がり、売りが一段を強まった。
今週(2月1−5日)の株式市場は、引き続き、国内の新型コロナ感染拡大やワクチン接種の動向、世界経済の動向、米中関係、海外の金融市場の動向、株価支援・景気対策、人民元相場、原油などのコモディティ(国際相場商品)相場などが注目される。主な経済指標の発表予定は1日の1月財新製造業PMI(購買担当者景気指数)、3日の1月財新サービス業PMIなど。
<関連銘柄>
上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、
H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、
南方A50<1576>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




