youtube fund_beginer fund_search fund_look

新興国ニュース

<新興国eye>前週のブラジル株、ワクチン接種遅延や経済規制強化懸念で続落=BRICs市況

2021-01-25 10:21:00.0

 前週(18−22日)のブラジル株式市場は22日のボベスパ指数が前日比0.80%安の11万7380.5、週間ベースでも15日終値比2.47%安となり、続落した。

 週明け18日の指数は反発して始まった。国内で新型コロナワクチン接種が18日からスタートしたことを好感したほか、中国20年10−12月期GDP(国内総生産)が市場予想を上回ったことなどが買い材料となった。

 19日は反落し、週末22日まで4営業日続落となった。

 19日は、欧州での新型コロナ感染拡大とロックダウンの長期化が懸念材料となる中、国内10州と首都ブラジリアを含む連邦直轄区へのワクチン輸送が遅れる見通しとなったことが嫌気された。

 週半ばから後半にかけても、ワクチンの全国向け輸送の遅延問題が地合いを悪化させ、売りが優勢となった。厚生省の国立研究所FIOCRUZ(国際安全衛生センター)はブラジル国内でのワクチン製造に必要な原材料の中国からの輸入が遅れているため、ワクチン輸送は当初予定の2月から3月にずれ込むと発表したことが嫌気された。その後もワクチン接種が最大40日間遅れるとの観測で、売りが強まった。

 週末も中国での新型コロナ感染拡大や、国内のワクチン接種の遅れにより、社会・経済活動の規制が強まるとの懸念で売りが加速した。

 今週(26−29日)の株式市場は、財政健全化問題や新型コロナ感染再拡大、ワクチン接種の動向、米国の追加景気対策、米中関係、欧米やアジアの市場動向、原油などの国際商品相場の動向などが注目される。主な経済指標の発表予定は25日のジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)1月消費者信頼感指数や26日の1月中旬時点のIPCA(拡大消費者物価指数)、28日のジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)1月IGP−MIインフレ指数、29日の12月PPI(生産者物価指数)と12月財政収支など。25日は「サンパウロ市政記念日」の祝日のため、休場となる。

<関連銘柄>
 ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
 iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社