新興国ニュース
<新興国eye>前週のロシアRTS指数、英国の新型コロナ変異種感染拡大を嫌気し続落=BRICs市況
2020-12-28 09:54:00.0
前週(21−25日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の25日終値が前日比横ばいの1378.36、前週比では1.72%安となり、続落した。
週明け21日の指数は、大幅続落して始まった。英国で新型コロナの変異種の感染が急拡大したことを受け、海外市場が下落したほか、ブレント原油先物も1バレル=49.2ドルと、50ドルを割り込んだことが嫌気された。
22日は反発し、週末25日まで4日続伸したものの、週初の大幅な下げを埋めるには至らなかった。
22日は、米国7−9月期GDP(国内総生産)が上方修正されたことや、EU(欧州連合)が米ファイザー製ワクチンの緊急使用を承認したことが買い戻しにつながった。
23日は、米与野党が追加景気支援策で合意したことや、原油先物価格が51ドル超に上昇したことが好感された。
24日は、英国とEU(欧州連合)がFTA(自由貿易協定)などで合意する見通しとなったほか、原油価格が51.3ドルに上昇したことが支援材料となった。
25日は、米国の対ロ制裁の対象に国営天然ガス大手ガスプロムが主導している、バルト海経由でロシアとドイツを結ぶ天然ガスパイプライン網「ノルドストリーム」の2番目のパイプライン「ノルドストリーム2」プロジェクトが指定されるとの憶測が広がり、ガスプロムが急落したため、指数の上値が抑えられた。
今週(28−30日)のロシア市場は引き続き、新型コロナおよび変異種感染再拡大、ワクチン接種などの動向、世界経済、特に米国の追加景気刺激策、米国の対ロ制裁、ロシア国内の景気対策や原油価格、ルーブル相場などが焦点となる。また、原油価格に影響を与える29日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や30日の米EIA週間石油在庫統計も注目される。主な国内経済指標の発表予定は30日の12月製造業PMI(購買担当者景気指数)と7−9月期GDP(確定値)、31日の12月CPI(消費者物価指数)と12月サービス業PMIなど。RTS指数の予想レンジは1350−1420ポイント。12月31日と1月1日はそれぞれ大晦日と正月のため、休場となる。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社




