新興国ニュース
<新興国eye>前週のブラジル株、ワクチン接種による経済正常化期待で7週続伸=BRICs市況
2020-12-21 11:19:00.0
前週(14−18日)のブラジル株式市場は18日のボベスパ指数が前日比0.32%安の11万8023.7、週間ベースでは11日終値比2.52%高となり、7週続伸した。
週明け14日の指数は続落して始まった。ブラジル10月IBC―Br経済活動指数が市場予想を大幅に下回ったことが嫌気された。
翌15日は反発し、17日まで3日続伸した。
15日は、米株式市場の上昇や、ワクチン接種の普及で世界経済が正常化するとの見方、海外投資家からの株式市場への資金流入が継続していることが支援材料なった。また、ブラジル中銀の金融政策決定委員会の議事録が公表され、国内経済が徐々に回復を強めていると指摘。将来の利上げの可能性も示唆されたが、利上げできるほどの強い経済回復になるとの期待感から買い優勢が続いた。
16日から17日にかけては、ブラジル保健当局が21年2月中旬から新型コロナワクチンの使用を許可するとの報道や、政府が中国製薬大手から4600万回分のワクチンを購入すると報じられたこと、米議会が9000億ドル規模の追加景気刺激策で合意に近づいているとの観測が買い材料となった。その後も、欧州でも年内にワクチン接種が実施されるとの観測や米国の追加景気刺激策の早期実施観測で、世界経済の回復期待が強まったこと、ブラジル中銀が20年の成長率見通しを従来予想のマイナス5%からマイナス4.4%に上方修正(改善)したことが好感された。
週末18日は小反落。高値警戒感から利益確定売りが出た。
今週(21−23日)の株式市場は、財政健全化問題や新型コロナ感染再拡大、ワクチン接種動向、米国の追加景気対策、米中関係、欧米やアジアの市場動向、原油などの国際商品相場の動向、企業決算などが注目される。主な経済指標の発表予定は22日の12月ジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)消費者信頼感指数と12月中旬時点のIPCA(拡大消費者物価指数)など。24日と25日はクリスマス関連の祝日で休場となる。
<関連銘柄>
ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社




